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一見すると、シンプルで簡単に作っているようにも見える『RB』。
しかし、デザインと、長年使用するのに不具合がないような構造的強度とを両立させるには、高度な技術が必要となります。
簡単には作れない、デザインに隠された高度な技術を見てみましょう。
アーム部分を正面から見た写真です。
写真の材種はウォールナット(他にもブラックチェリー、メープル、ミズナラからのセレクトが可能)です。
アームの幅は約8cmと細身でスッキリ見え、同時に製品の外寸を大きく取らなくても座る内寸部分をゆったり取ることができます。
余計なものがないフラットな材料のシンプルな組み合わせのデザインは、素材である天然木の木理の美しさが生きます。
一見すると何の変哲もない単純なデザインですが、こんなところにも高度な技術は隠されています。
アームと前脚の接合部分を横から見た写真です。
『留(とめ)加工』と言いますが、互いの材料の木口を斜め45°にカットして合わせています。
こうすることで、正面から見ても、上から見ても材料の厚みを表に出すことなくフラットでシンプルなデザインにすることができます。
単純なことのように見えますが、精度の高い加工でないと直角がきちんと出せなかったり、他の接合部でずれが生じてしまいます。
また、角部分は3mmR程度の丸面取りをして、手を掛けても痛くないようにひと手間加えてあります。
ソファを横から見た写真です。
サイドのデザインは2重のフレーム構造になっています。
簡単に作るなら角材で構成した方が楽ですが、こちらの方が線が細く陰影が出て立体感のある洗練されたデザインになります。
フレームの外側と内側の合わせ方は、断面がT字になるように接合してあり強度も出せます。
また、内側の部材は、外側の部材に溝を切ってはめ込む構造にしてあり、室内環境で木が動いても隙間ができないよう緻密な設計となっています。
ソファを斜め後ろから見た写真です。
規則的に並んだ無垢板が印象的なデザイン。
簡単につくるなら、パネル状の板を背もたれにした方が楽です。
しかし、スリットを入れることで無垢材を使いながらも重々しくなく軽やかな印象になり、ファブリックとのコンビネーションがより生きるデザインとなります。
ちなみに、ファブリックはすべてイタリア製の生地です。
背中に並んだ無垢板ですが、良く見ると軽く折り曲げたようなデザインになっていることに気づきます。
「ハッ」とするデザインには、たいへん高度な加工技術と掛心地を追求した緻密な設計が隠されています。
背もたれ部分の無垢材の拡大写真です。
(構造をご覧いただきやすいように画像加工して白抜きしてあります。)
まず一本の無垢板を一旦カットします。カットした部分に角度を設けて、木口にギザギザの加工(フィンガー加工)を施します。
簡単にするなら木口を斜めにカットして接着ですが、フィンガー加工をするのは、接着面積を広くして接合部分の強度を大きくするためです。
なお、なぜ一本の無垢材をカットしてから再度接合するなんて手間のかかることをするのかというと、写真をよくご覧いただくと分かりますが、製品となったときに木目がちゃんと通るようにです。
背もたれ部分を背クッションを外して前から見た写真です。
笠木(一番上の部材)やその下の部材には、背クッションが当たる部分に角度を合わせて大きく面取りした多面体のデザインになっています。
もたれた時に底付き感なく背当たりを良くするためと、ファブリックの磨耗や断裂などの痛みを防止するためのひと手間です。
外観のデザインには影響しない見えない部分になりますが、掛心地や使い心地を考えた加工です。
このように、高度な技術によって生み出されている上質なデザイン。
しかし、デザインが良いだけでは、ソファとしては50点。
休息用の椅子という『道具』としての本質を満たし、掛心地も良いソファであってはじめて100点満点。
さらに、それらが長く安定した状態で使える、高耐久な『ロングライフ製品』であれば120点。
そんな120点のソファが、この『RB』です。
多くのお客様がこのソファに惚れる理由はそこにあるのでしょう。
『RB』のこだわりをもう少しご紹介いたしましょう。
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