格子が生きる、白いファブリック。「RBモデル」納品事例

名東店の松崎です、こんにちは。 暖かくなったと思ったら、急に冷え込んだり、服装を選ぶのが難しいこの頃。 三寒四温ってやつでしょうか。春が近いということでしょう。 さて、本日は名東店より、東浦町・Y様へソファをお届けしてまいりましたので ご紹介。

AUTHENTICITY FINE シリーズの「RBモデル」

Y様はご新築を機にソファをお探しでしたが、当店のWEBでご覧になったAUTHENTICITY FINE シリーズの「RBモデル」が気になりご来店 いただきました。

背面の縦の格子が美しいソファ

「RBモデル」の特徴や実際の施工例などをWEBでご覧になってはいたものの、実際に 背面の美しいデザインや、見た目だけではなく掛心地も伴ったソファであることを ご確認いただき、新生活のパートナーとしてご新居にお迎えいただきました。 背面に大きく意匠性を持たせたフレームは、Y様のようにリビングダイニングを 間仕切るようなレイアウトの際に、本領を発揮します。 どこから見ても隙の無い、美しいソファ。「RBモデル」は、掛心地に関わる部分はソファの工房、木工に関わる部分は木工の 工房と、それぞれ得意とする部分を手掛けてもらい組み合わせたソファ。 洗練されたイメージのフレームデザインは、高度な木工加工技術だからこそ 可能な意匠と言えます。

製作難易度の高い折れて繋がる杢目

背中の格子部分の拡大。 ソファに最適な背座角設定にするために角度を持たせて接合したパーツですが、 格子の木目はすべてきちんと通してあるので見た目のチグハグ感もありません。 一本の材料を一旦カットし、角度を持たせて強度の高いフィンガージョイントで 接合しています。加工精度が要求される構造です。

二重のアームは職人技の『留め加工』

アーム部分の拡大。 前脚とアーム笠木の接合は、45度にカットして合わせる「留(とめ)継ぎ」。 材料の厚みが表に出ないのですっきり見えます。 二重のフレーム構造になっていますが、鉄骨のリブやウェブのように強度を 持たせられることと、陰影が出るので上質なイメージになります。 断面はＴ字の構造になっていますが、無垢材が環境に合わせて収縮した際に 接合部が空いて見えないよう、内側のパーツは外側パーツに溝を切って少し 差し込んだ形状にしてあります。

背と座面にハンガリー産マザーグース羽毛

掛心地にもこだわっているのが『AUTHENTICITYソファ』。 フレームのボトムにはウェビングテープを格子状に配し、トランポリンのように クッション性を持たせてあります。 座クッションは比重の異なる高密ウレタンを積層した複層構造で、トップには ハンガリー産スモールフェザーを充填。 「ふわっ」と受けて、座とボトムで「しっとり」支える掛心地にしてあります。 背クッションは腰部形状に合わせたウレタンを仕込んであるので背当たりも良い。

座面のウレタンは１㎥５０ｋｇの高密度

フレームの素材はウォールナットをお考えでしたが、ファブリックはコントラストを 付けて際立てたいとのご要望で、白に近いアイボリーをセレクト。 お部屋の印象も明るくなりますし、背中の格子から抜けて見えるファブリックと フレームのウォールナットとのコントラストを大きくすることで背面の意匠がより 引き立ちます。 お届けの際は、「楽しみに待ってましたよ！」とご主人。 ご注文いただいてから1台1台丁寧に手掛けていくのでお時間をいただいて しまいますが、その期間も楽しみにお待ちいただいたY様。 セッティングしている際の嬉しそうな表情が印象的でした。