ブラックチェリーのオーダーローテーブル。天白区・N様

名東店の松崎です、こんにちは。

今日は風がとっても強く昨日より肌寒い名古屋。

こう気温の変化が激しいと体調を崩してしまいそうなので、日ごろの健康管理が大切ですね。

さて、昨日名東店よりのお宅にローテーブルをお届けしてまいりましたのでご紹介。

ブラックチェリー材で製作したオーダーテーブル

天白区・N様

N様は、お姉さまが当店家具ユーザー様なのですが、リビングのローテーブルを探す際にお姉さまから当店を紹介されてご相談いただきました。

お食事などの用途に使うこともあるとのことから、一般的なリビングテーブルより少し大きなサイズをご希望でした。一方でリビングが狭くならないように必要以上には大きくしたくないとの意向も。

いろいろ検討した結果、サイズはW1,200×D750×H400にて製作。

サイズはミリ単位でご指定の寸法にての製作が可能ですが、間取りや用途・家族構成などに合わせて自由に大きさを決められるのはオーダー家具製作の良いところですね。

幕板がなく使いやすいシンプルデザイン

サイズを大きめにしたので、見た目の圧迫感があまり出ないようデザインはごくシンプルに。

天板の反り止めとして裏面に金物を埋め込む方法で天板下の幕板をなくしたデザインに。見た面がすっきりしますし、高さの内寸がその分ゆったりするので座った際に膝を入れるのも容易です。

天板の厚みを一般的なものより厚くすることで、薄っぺらい印象にならないように。

6/4インチ製材を加工して30mmの厚みでややボリュームを出しプロポーション良く。

レッグの太さもいろいろ検討しましたが、一般的な70mm角よりやや太くして80mm角で。カットなどの意匠はあえて入れずシンプルなストレート形状に。

天板のコーナーがあまり角ばってない方が良いとのご要望から、四隅を10mmRで丸面取り。

全体の印象を変えることなく、ぶつかっても痛くないぐらいに当たりが優しくなるので、道具としての使い心地も良いものとなります。

裏面には埋め込み反り止め

天板と脚の固定にはレッグジョイント金物を採用。

取り外しがきくので、長いサイズのレッグを用意すれば将来的にダイニングテーブルやデスクなど、形を変えて使うことが可能です。

住まいやライフスタイルが変わっても少し手を加えて対応できるのは使い捨てにならなくて良いですよね。

素材はブラックチェリー。

お姉さまのお宅のダイニングもブラックチェリーですが、経年変化で飴色に深みを帯びていく様子やきめ細かい木肌のスベスベしたタッチなどを気に入られてこの素材をセレクト。

みなさん事前にお話ししてあってもびっくりするぐらい、出来立てのブラックチェリーはこんなに明るいです。

サイズ感もちょうど良く、お部屋も明るくなったのでN様にも喜んでいただけました。

今回のN様のように、自由設計で形にできるVigoreでは、テーブルも個々のお客様のご要望にあわせて製作しています。

天板形状については、基本的には作業面を確保しやすい矩形をおすすめしていますが、ダイニングのスペースや間取りによっては矩形だと通路がとれなくなるなど暮らしにくくなるケースもあります。

そんな場合は変形タイプのテーブルが有効なことも。

矩形ではなく、半円や任意の形状で角を大きく落としたフォルムにすると、そのぶん通路となる動線を広くとれるので生活しやすくなります。

天板の変形加工にはNCルーターと呼ばれる木工加工機械を使います。

NCとは「Numerical Control」の略ですが、文字通り刃物の経路を数値で制御しながら切削していくので直線や円弧の組合わせで自由な形状に加工できます。変形タイプのご希望があればお気軽にご相談ください。

また、デザインも自由。

こちらは以前にお客様のご要望で作ったオリジナルテーブル。

ベースは北欧ヴィンテージのお店でご覧になったというテーブル。デザインがとても気に入ったそうなのですがヴィンテージ商品なのでサイズオーダーなどはもちろんできません。写真やディテールのイメージをお伝えいただけたので、デザインはそれに似せてサイズはご希望のもので製作することに。

スタンダードな幕板仕様のデザインで、レッグは円筒形をベースに先が少し細くなるテーパータイプ。

天板の面形状は上面2mmR、下面15mmRの丸面取りで柔らかい印象に。

形状・サイズ・仕様・デザイン・素材、etc…。

使い手に合わせて作った家具は日々の暮らしを快適にし、愛着を持って長くお付き合いいただけることでしょう。

理想のものがないと諦めたり妥協したりする前に、一度Vigoreに相談してみてください。