格調ある縦格子デザインのサイドボード。昭和区・U様

名東店の松崎です、こんにちは。

台風が当初の予想より逸れたようで、風や雨がさほどひどくなく済んで幸いでしたね。

大きな台風が続いて各地で被害もでていますし、自然のものとは言えできれば来てほしくないです。

本日は名東店より、昭和区・U様邸にオーダーのサイドボードを納品してまいりましたのでご紹介。

台風の接近でお天気が心配でしたが、納品時は雨も風も大人しくスムーズに納品できて良かったです。

壁面にぴったり納めたオーダーサイドボード

U様はマンション購入を機に、ダイニング脇の壁面にぴったり合わせられるサイドボードをお探しでご来店。

当店は自由設計でサイズ・素材・デザインなど個々のお客様に合わせた家具を形にできるお話をし、プランニングする流れに。

自由設計だからできること

ヒアリングした際のスケッチとファーストプランでご用意したレンダリングイメージ。

壁面の幅はW2,250mmでそこに合わせてぴったりで、高さ方向は圧迫感が出ないように腰高のH850mm、奥行は書籍類などをきちんと収納しながら極力薄めでとのことからD350mmで設定。

デザインは自由ですが、フラットなデザインでシンプルにするよりはインテリアのポイントとなるように意匠性を持たせたいとのことで、ショップに展示してある家具のデザインをいろいろご覧いただき、縦の格子パターンを取り入れたデザインに。中を見せない板扉は、お子様のおもちゃなど生活感の出やすいものをしまってあっても扉を閉めてしまえばすっきり片付いて見えるので、リビングやダイニングといった来客の目に触れる場所には有効です。

ファーストプランから修正を重ねて形にしていきますが、今回は現場採寸を兼ねて下見に伺ったところ搬入経路が少しタイトだったので天板と箱2つに分解できるようユニット式にて計画変更して製作しました。

お部屋がすっきり。大容量の収納

内部仕様。収納部は幅の広いものでも収納できるようファーストプランでは扉ごとの区画に分けてあったものを、一部観音扉部分で棚幅をとるように変更しています。

腰高ですが壁面いっぱいに計画してあるので大容量です。

扉の召し合わせ部分にはホコリの流入防止でオートヒンジを付けて。ヒンジが可動式なので、通常は右を開けてからじゃないと左を開けられないですが、これなら左だけ開けることができます。

マンションでは収納場所が少ないとお困りの方も多いので、空いている壁面ぴったりで収納を計画すると収納容積を確保できて良いですね。

扉の意匠は縦基調の格子デザイン

凹凸のあるテクスチャは陰影を生みやすく、照明環境によって陰影の深さで表情を変えるので朝と夜ではまた違った印象になるでしょう。

格子は扉のクリアランスを含めた全体で等ピッチになるように配列を計画してあるので規則正しく、空間に適度なリズムを持たせます。格子は扉に一本ずつはめこむ方法をとってあるので簡単に歪んだりせず剛性も高くできます。

設置するためのクリアランスが必要なので本体は壁から少し控えたサイズで作ります。設置してから隙間部分を同じ材料で作った「フィラー」で埋めるので見た目も造作家具のように綺麗な納まりとなります。

素材は周りの家具やインテリアと調和するようウォールナット材にて。

納品の際はお部屋に運び込まれたジョイント前のユニットを見て「かっこいい～」ともらすU様。イメージどおりとのお言葉いただきましたし、大変気に入っていただけたご様子で安心いたしました。