収納計画に基づいたオーダーボード

こんにちは。名東店の古川です。

先日のブログでご紹介した刈谷市のY様邸の施工実例の続きです。

ダイニングセットなどを決定された際にプラン作成のご依頼をいただいたのは

サイドボードでした。

当面はお子様のブロックなどのおもちゃ類や絵本などを収納するため、

入れる物のリストをいただき収納計画を図面でご提案させていただきました。

ご要望にお応えして製作

上段の奥行きが浅いオープン部分は絵本などの書籍収納。

下段の扉内部は収納リストに合わせてサイズを決定しています。

また上下段ともに棚板は30mmピッチで可動できますので、

収納する物にあわせて微調整ができます。

収納は大容量

上段にはお子様の手が届かない引き出しを2杯。

内部はA4ファイルが入るように設計しています。

前板は一枚の材料から木取りしていますので木目が通っています。

流れるような通しの木目

中央の天板・扉・棚板の前面はお子様が怪我しないようにR加工を施しました。

計画的に家具を製作することで収納量がかなり多くなります。

Y様邸では将来的にこのサイドボードの横にテレビボードを製作する予定。

そしてダイニング側の壁面にはテレビを置く腰高のサイドボードを。

展示してある『Dardo』を仕様変更して製作しました。

サイドボード『Dardo』をカスタマイズ

小物収納や書籍類などが効率よく収められるように引き出しは深さを変えて

あります。左側の内部も30ｍｍピッチで変えられる可動棚です。

矢羽根貼り

扉部は弓矢の「矢羽根」のように突板を貼り合わせる矢羽根貼りにて。

通常の木扉ですと重厚なイメージが出てしまいがちですが、

矢羽根貼りにすることで軽快な印象を与えてくれます。

側面は框組で強固に組み上げ

天板はウォールナット無垢材。側面は框組で強固に組み上げ、天板との接合部は

木口を見せない『留加工』にて。また角などはテーブル同様に

5Rの丸みをつけてあります。

私が帰るときに2歳になるY様のお子様がバイバイと手を振ってくれました♪

と～っても可愛い笑顔で、寒い日でしたが、暖かい気分にさせてくれました。