アイデアが詰まったリビングダイニングの家具、納品事例

名東店の松崎です、こんにちは。

寒い日が続きますね。

気候の変化もそうですが、周りでクリスマスや年末年始の話題が増えてくると、今年も残りわずかなんだという気分になってきます。

年の瀬に体調崩したりしないよう、皆様ご自愛を。

さて、本日は名東店より、可児市・O様邸へお届けしてまいりましたのでご紹介。

ブラックチェリー材でコーディネート

O様はご新築を機にリビングダイニング、寝室の家具をお探しでご来店。

自由設計で個々のお客様に合わせた形でご用意できることや、家具に使う天然木の特徴などをお話ししながらショップの家具をご案内いたしました。

オリジナルテーブル『VG２』

まずテーブルで気に入られたのは、名東店オリジナルの「VG2」。

幕板がないデザインでゆったり使えるところや、天板が少し浮いて見える意匠などが特徴です。

普段からサイズ・素材などお客様に合わせてオーダーでご用意しておりますが、テーブルの使い方でO様からアイデアがあり、ひと工夫加えてあります。

同じデザインで小さなテーブルをもう一台作り、一枚目の写真のように普段は壁面に置いてワークデスクとし、来客の際などはメインのテーブルにつけて大きなサイズでゆったり使えるようにするプラン。

デスクをテーブルに付けて来客用に

メインのテーブルに並べたところ。

家族中心の日常はコンパクトなサイズでダイニングをゆったり使い、来客などの際にはテーブルを組み合わせて大人数でも囲めるサイズに変身と、生活シーンに合わせてフレックスに使えるテーブルになりました。

２台に分けての製作ですが、並べた時にチグハグな雰囲気にならないよう、天板の材料は通してあります。

ISU WORKSの『HUG』チェア

チェアは掛け心地の良さから「HUG」を選ばれました。

座面のボトムに布バネを張ってあり、トランポリンのようにクッション性を持った構造なので底付き感がなく、積層合板を芯材としていないので軽量で扱いやすいのも特徴です。

少し小柄な奥様に合わせて座面高を調整し、きちんと足が床に付くようにしてあります。

座面付近の拡大。

フレームを欠きこんでそこに座面をはめ込み座枠の見えがかりを薄く見せるなど、ディテールを見るといろんな箇所に配慮し手を加えてあるのがよく分かる椅子です。

全体に細身のデザインですが、部材の接合にフィンガージョイントなどを採用し十分な剛性が出るよう構造にも配慮してあります。

来客用やワークデスクなど、多用途に使いやすいようスツールもご用意いたしました。

オーダーサイドボード＆デスク

また、TVの台を兼ねた壁面収納もオーダーで製作。

TVはダイニングから視聴することや、ワークデスクとして使う小さなテーブルを普段は同じ並びで使うことなどから、高さはH700mmで設定。

プッシュ式のラッチやレールを使い、ツマミやハンドルなどの出っ張りがないフラットなデザインとし、中を見せない仕様にしたり家具の高さを揃えたりすることで見た目がとてもすっきりです。

収納部の仕様は入れるものに合わせて奥様からご要望をいただいたので、それらを基にプランニング。

棚割りは細かめにし可動棚で調整できるようにし、引出も深さを変えて複数ご用意しました。

２階がリビングダイニングの間取りでしたので、搬入のことを考慮して2分割ユニットで製作し現場でボルトにてジョイントするよう計画しましたが、並べた時に一体感が出るように天板や正面材は材料を通して製作してあります。

素材は経年変化の様子を気に入られブラックチェリー材をセレクトされました。

プライベートな性格が強い居室のため撮影は控えさせていただきましたが、寝室のベッドもご用意いたしました。

納品の際、セッティングされた家具たちを嬉しそうに写真に納める奥様の姿が印象的でした。

素敵なリビングダイニングになりましたし、O様にも喜んでいただけたご様子で安心しました。