ソファ「オーセンティシティ C」ブラックチェリー納品

名東店の松崎です、こんにちは。

先日、掃除機が突然動かなくなり買い替えることになりました。

吸引力が落ちないというのが売りで愛用していた掃除機ですが、７年ぐらい使ったので家電製品で言えば寿命とも考えられます。

急な買替えとは言え使い捨てになるような安物は選ぶ気もありませんでしたし、長年使って道具としての性能も気に入っていたので同じメーカーの製品を購入しました。

現行品はかなりコンパクトで軽量、音もかなり静か、吸引力は申し分なしと、使ってみて性能の変化に驚き、もっと早く買替えれば良かったとさえ思ってしまいました。

家電製品の買い替えサイクルが比較的早いのは、単純に製品寿命によるものだけでなく、テクノロジーの進化による陳腐化もひとつの要因なのかもしれません。

そう思うと短いサイクルで進化しない家具は陳腐化による買い替えの必要がなく、製品寿命は今も昔も変わらず「きちんと作るか作らないか」に左右されるのでしょう。

さて、本日は、名東店より尾張旭市・A様邸にソファをお届けしてまいりましたのでご紹介いたします。

AUTHENTICITY(オーセンティシティ)ソファ『Cモデル』

A様はソファのお買い替えでご来店。

お手持ちのソファは6年ほどお使いになったそうですが、新居に対しては大きすぎたため生活動線が細くなってしまっていたり、ウレタンなどが消耗して掛け心地が悪く座らなくなったりしていたため、お買い替えを検討。

いろいろお試しいただいた結果、A様が気に入られたのは「AUTHENTICITY(オーセンティシティ)」シリーズの「Cモデル」。

最高等級FASグレードのブラックチェリー材使用

「C」は軽やかなイメージのデザインとコンパクトなサイズが特徴。

「AUTHENTICITY」シリーズは8/4インチの厚材を使って製作していますが、他のモデルたちが材を「板」のまま使いボリュームを持たせたイメージにしているのに対し、「C」は角材状に加工した「線」による構成で細身なイメージ。

元々細身に見えるデザインに加え、余白を大きく取ることで軽快な印象を持つモデルです。

背と座面にハンガリー産マザーグース羽毛

アーム幅はわずか40mmなので、コンパクトなサイズでも実際に座る内寸はゆったり確保できています。

座面のウレタンにはやや比重の高い55kg/立米のフォームをメインにし、少しコシのあるタッチに。

背クッションやピロークッション、また座面のトップにはスモールフェザーを充填してあるので、ふわっと優しく包み込む掛け心地。

また本体ボトムにはトランポリンのようにクッション性を持たせてあるので、優しく受けてしっかり支える理想の掛け心地です。

アームは難易度の高い『留め加工』

アーム部分の拡大。

接合には、材を斜め45度にカットして合わせる「留(とめ)」の納まり。

材の厚みが表に露出しないので見た目もすっきりで、単純に突き付けてかぶせる組み方よりも接着面積が大きくなるので強度も出せます。

生地はイタリア製ファブリック

外観は直角を意識した角張ったイメージですが、掛け心地に関する部分はきちんと配慮してあります。

画像は背もたれのクッションが当たる部分の拡大ですが、ソファに最適な角度になるようカットをいれながら、フレームの当たりが強く出ないような形状に加工してあります。

座面ウレタンは１㎥５５ｋｇの高密度ウレタン搭載

ファブリックはコーディネートしやすい無彩色系のなかから、やや濃いめのグレーをセレクト。

単色のプレーンなイメージではなく、ややミックス調の生地なので汚れがついても目立ちにくく、質感良く見えるところも気に入られました。

「オーセンティシティ」シリーズはフルカバーリング仕様で製作してあるので、外してドライクリーニングでお手入れもできますし、将来的に消耗した際もカバーのみの交換が可能です。

間取りに合わせてややコンパクトなサイズにしたいとのことで、2Pサイズでご用意。

素材はフローリングに調和させるよう、ブラックチェリーをセレクト。

お使いだったソファは６年前に購入されたものだそうですが、３年ほど家を空けて使っていなかったそうなので、実質使っていたのは３年ほど。

ウレタンなどの詰物が消耗したものは正しい姿勢がキープできず座りづらいので、必然的に床座で過ごすことが多くなり寛げなくなっていたそうです。

きちんとした素材を使い、適切に設計された構造で堅牢に作り、消耗パーツを交換しやすく作ることで長く良い状態で付き合えるようにしてあるのが「AUTHENTICITY」のソファたち。

長く付き合える家具かどうかは、やはり「きちんと作るか作らないか」の違いでしょう。