壁一面に設置したアルダー材のオーダー壁面収納

中川店の渡辺です。こんにちは。

今朝の名古屋は冷えこみが厳しく、冬を実感する寒さとなりました。

12月に入ってから暖かい日がつづき、なかなかアウターの出番が

ありませんでしたが、今日はしっかり防寒対策をして家を出ました。

さて、今回は自由設計のオーダー収納、安城市・S様邸の施工例をご紹介します。

S様から最初にお問い合わせいただいたのは7月の暑い時期。

Vigoreを知っていただいたきっかけはフリーペーパーの

オーダー収納特集ページでした。

ご来店の際には当店の施工例を参考にデザインイメージをお持ちでしたので

細かなサイズや納まりの打ち合わせをさせていただき、

それをもとにまずはお見積り。

一旦は既製品の家具でなんとか代用できないかと悩まれたS様ですが、

イメージや収納する物のサイズにピッタリ合うものがなく

「やはりVigoreさんでお願いしたいです。」と、再度ご連絡いただきました。

壁面にぴったりサイズで制作

その後はご要望とご予算のバランスに合わせ、仕様を工夫して

コストを抑えながら修正を加えて現実的なイメージに。

材質はお部屋全体が明るくなるようS様のこだわりで

ダイニングテーブルと合わせたアルダー材をセレクトされました。

制作前に採寸に伺った際にはお引越しをされてから半年ほど

収納場所に困り未開封のままになっている段ボールを早く片付けたいとの

ことでしたので、なんとか年内に施工させていただくことができて良かったです。

内部はすべて可動棚で大容量

たくさんの書籍やいろんな物のサイズにあわせて収納できるよう

内部はすべて可動棚の仕様で製作しました。

中段は内部が確認できるガラス扉で圧迫感を軽減しました。

エアコン下はロータイプにて制作

エアコン下のスペースを利用したローキャビネット部分は、

使いやすいH850mmの高さで。

フォトフレームやグリーンなど、飾り棚として使用してもちょうど良い高さです。

框組みの戸枠

框組みの戸枠は縦・横の互いの材を欠きとって組み合わせる相欠き接ぎの工法で。

取っ手は奥様のご要望でつまみやすい木製の丸型取っ手を採用しました。

ガラス扉の裏側には安全性を優先し透明の飛散防止フィルム

ガラス扉の裏側には安全性を優先し透明の飛散防止フィルムを貼ってあります。

また、勢いよく閉まらないようスライド丁番とあわせて、

ゆっくり閉まるダンパーを併用。

天井との隙間にはフィラーを施工

フロアから天井まで取り付けする際には搬入・設置を考慮して

本体をあらかじめ控えたサイズで制作し、

天井との隙間にはフィラーを削りあわせて施工します。

幅木よけもぴったり

壁面巾木にあわせ台輪の高さを設定。

フルオーダー設計の利点は切欠きなどの加工とは違い

作り付け家具のような違和感のないすっきりとした納まりにすることができます。

「これですっきりと新年を迎えることができます。」と、

ご要望通りに出来上がった家具にご納得いただけました。