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ウォールナットの円卓メンテナンスとリメイク

名東店の松崎です、こんにちは。

いつもならすでに葉桜になり始めるころですが、例年に比べると桜の開花がゆっくりだったからか今年はもうちょっとお花見を楽しめそうですね。

 

さて、本日はウォールナット材の円卓メンテナンスとリメイクをご紹介。

 

ショップのご近所にお住いのS様。

ふとご来店いただいた際に「テーブルの脚だけできたりします?」とご質問いただいたのが始まり。

自由設計でいろいろ形にできるお店であることをお話しして数日後、再度ご来店されご相談いただきました。

 

内容としては、現在お使いのロータイプの円卓を椅子座で使うのにちょうど良いダイニングテーブルにしたいとのご相談。お子様が大きくなってきたことや、座卓のように低いテーブルだと中腰の姿勢になるので奥様の配膳・後片付けが大変なことなどが背景。

お使いの円卓はウォールナット無垢材のオイル仕上げのもの。多少のキズや汚れはあるものの使うのにはまったく支障なく、家族で囲んできた思入れもあることから、これを活かしてダイニングテーブルにできないかとの考えから冒頭のご質問に至りました。

なので、今回はお使いの円卓天板をメンテナンスして綺麗にし、新たに脚を作ってダイニングテーブルにリメイクしていきます。

 

お預かりした円卓。

素材はウォールナット材ですが、オイルが切れた状態で白っぽくなっており、擦りキズやシミ、ボールペンの書き損じなど、S様の暮らしに寄り添ってきた証が刻み込まれています。

 

まずは、荒めのサンドペーパーで荒研ぎ・中研ぎして表面のキズや汚れを綺麗にしていきます。

ちなみに、凹みキズは下処理として濡れタオルとアイロンで復元しておきます。

無垢材は環境に合わせて膨張・収縮を繰り返す素材ですが、蒸してあげることで凹んだところを膨らませてあげます。

 

全体的に綺麗になったら、細かいサンドペーパーに変えて仕上げの空研ぎ。

表面がすべすべになるように研磨していきます。

 

研磨が終わったらオイルを塗っていきます。

オイルは天然由来の人に優しいもので、素材本来の木目や色味を活かすよう顔料や染料を含まないクリアタイプ。

オイルを塗布したところが濃くなっていますが、濃い色を塗っているわけではありません。

「濡れ色」と言いますが、雨降りにアスファルトが色濃くなるのと同様に、オイルを含んで色味が濃くなっています。普段製品でご覧いただいているのはこの濡れ色で、製材や塗装前の素地の状態はどの素材も写真のようにかなり白っぽいです。

 

全体に塗り終わったら10分ほど放置でオイルを吸わせます。

最後は乾拭きして吸いきれなかった余分なオイルを拭き取って完了。

 

次はダイニングテーブルにリメイクするために手を加えます。

天板裏に、新しく作った脚をボルトで固定するための鬼目ナットを入れていきます。

位置合わせしてドリルで下穴を空け、六角レンチで鬼目ナットを固定。

 

あとは別途作った脚をボルトで固定してできあがり。

元々付いていた脚は「折れ脚」でしたが、また座卓として使うこともあるかもとS様のご希望で外さずに折りたたんだ状態で。

新しい脚は一本軸デザインでご用意しました。

4本脚でつくることもできますが、丸テーブルの場合はチェアを合わせる場所が決まってしまったり、出入りの際に膝を横に抜きづらくチェアの引き代が余分に必要だったりするので、使い勝手を考えてこのデザインに。

 

無垢材にオイル仕上げの組合わせはご覧のとおり、少し手を加えて綺麗に再生できるのが良いところ。表面に塗膜を作るのではなく含浸させる塗装方法のため、木の呼吸を妨げずサラサラした天然木本来の風合いを活かす仕上げでもあります。

 

ライフステージに合わせて形こそ変わったものの、これまで同様にS様の暮らしに寄り添い家族との思い出を刻み込んでいってくれることでしょう。

 



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