ブラックチェリーのダイニングセット。小牧市・M様邸。

名東店の松崎です、こんにちは。

まだ5月で合ってますよね？

気温は日中35℃近くまであがり、肌を刺すような日差しはまさに夏のようです。

この調子で行くと夏本番はどうなるのかちょっと怖いです。

さて、昨日名東店より小牧市・M様邸にダイニングセットをお届けしてまいりましたのでご紹介。

ブラックチェリー材のダイニングセット

M様はダイニングセットのお買い替えでご来店。

2年ほど前にご新築されたのですが、なかなか納得のいくものに出会えず、仕方なく旧居で使っていたものを新居でも引き続きお使いになっていたそう。

たまたま見つけた当店が気になりご来店いただいたそうで、質感の良い天然木や長く使えるよう仕上げや構造も吟味してある当店の家具を気に入っていただけました。

緩やかなアール形状のレッグデザインDiesare

いろいろご覧になったなかからM様が気に入られたテーブルは「Diesare」。
FASグレードと等級の高い製材から作るテーブルは木目の表情が美しく、やや大きめに丸めたエッジやコーナー、緩やかなアール形状のカットを入れたテーパードデザインのレッグが上品なイメージ。

レッグは二枚の製材をL字に矧ぎ合わせて作りますが、互いの木端を斜め45°にカットして合わせる「留(とめ)」の納まりにすることで材の厚みが表に出ず、まるで角材から削り出したように木目が途切れず見た目も綺麗。

好みの椅子を。マイチェアコーディネート

チェアは家族それぞれ自身に合うものでセレクトするマイチェアコーディネート。ご主人は上の写真の曲木の背もたれが特徴的なハーフアームチェア「LEN」、奥様は下の写真の削りだしの笠木やトランポリン構造で底付き感のない掛け心地が特徴のハーフアームチェア「オメガ」をそれぞれセレクト。

「LEN」は細身のデザインですがフレームの強度が高くなるようにフィンガージョイントや持ち出しといった加工技術を採用してあり、とても頑丈。

ハーフアームデザインなので出入がしやすく、肘の先端に垂直部材が入らない片持ち構造なので体を90度横に向けてリビングのテレビを見る際も太ももが当たらず使いやすい。

「OM」のハーフアームタイプは同様に肘を掛けて寛げる設定であるとともに、出入りがしやすいので忙しく動く女性にもおすすめのデザイン。

背もたれの笠木部分は削りだしによる成型ですが、曲げ加工に比べると複雑な三次曲面を作りやすいので、より背中にフィットするフォルムを生み出しやすい。

座面は芯材の積層合板のお尻がのるあたりをくり抜き、トランポリンのように布バネを張ることで底付き感のない掛け心地にしています。

こちらも細身のデザインですが「持ち出し」技法を用いて頑丈なフレームに仕上げています。

小柄な奥様に合わせて座面高を少し下げるよう調整してご用意。

きちんと足が床に付かない椅子は長く座っていられませんので、私たちは使う方に合わせた道具となるよう、こういった調整もしております。

片側ベンチスタイル

反対側は圧迫感がなく来客にも対応しやすい片側ベンチのスタイル。

セレクトされたのは「コンビ」で、カバーリング仕様なので汚れても外してのお手入れが可能で、座面がトランポリン構造のため底付き感のない掛け心地。

木部はフローリングに合わせてブラックチェリーで調和させるコーディネートにし、張地をそれぞれ気に入った生地で張ることで少し変化をつけて。

やっと納得できる家具を迎えられ、とてもご満足いただけたご様子でした。

M様が「ずっと座っていたくなる」とおっしゃっていましたが、ダイニングは食事だけでなく家族のコミュニケーションの場でもありますので、より良き団欒の場所になれば幸いです。

過ごし方だったり心の持ちようだったり、良い家具は暮らしを豊かにしてくれます。