大人のサイドボード「PRECISO」。

中川店の松崎です、こんにちは。

九州南部、梅雨明けしたそうですね。平年より4日ほど早いとか。
今年は梅雨入りが早かったのでその分明けるのも早いと嬉しいな。

さて、本日は中川店より昭和区・K様邸にサイドボードなどをお届けしてまいりましたのでご紹介。

ショップオリジナル「PRECISO」

K様はお住まいが変わられるのを機にサイドボードとテレビボードをお探しでご来店。

ショップでいろいろご覧いただいた中でK様の目に留まったのは中川店オリジナルデザインのサイドボード「PRECISO(プレチーゾ)」。
「とにかく収納」といったイメージではなく、それを置くだけで絵になるようなインテリア性にも重点をおいたデザイン。

収納部の仕様はお客様のご要望に合わせてご用意しておりますが、K様邸は扉＆棚収納をメインに細かいものの収納もしやすいよう一部を小引出のレイアウトで。

北欧デザインのキャビネット類によく見られるような足元を大きく立ち上げたデザインは見た目も軽やかで、上に来る箱のプロポーションも相対的に横長となるので洗練された雰囲気に。

本体箱のコーナーは部材接合面の木口を斜め45度にカットして組む「留組(とめぐみ)」で、天板側や側面に材の厚みが露出しないので見た目もすっきり。

さらに見付け(正面側)にカットを入れることで陰影による明暗がくっきりするので、平面的でありながら立体感を持ったディテールとなります。

収納部の割付やデザインはお好みに合わせてデザインしていますが、木目が活きるフラットな扉をメインに、一部繊細な格子デザイン扉と彫込み取手の小引出を配し少し変化をつけて。

扉の裏面には反り止めとして「吸い付き蟻桟」を入れて。
台形の形に桟と扉側それぞれに凹凸の加工を入れて挿し込む工法で、昔ながらの木工の仕口(しくち)のひとつ。

引出内装には桐材を用い、四方蟻組・ベタ底など、昔ながらの堅牢なつくりにしてあります。デザインだけでなく、構造も吟味して。
総高さなど細かい部分もK様のご要望に合わせてカスタムしてご用意いたしました。

向かい合うリビング壁面にはテレビボードをご検討でしたので、せっかくならとサイドボードとデザインを合わせてご用意いたしました。
素材はウォールナットにて。