奥様の要望が詰まったキッチンキャビネット

中川店の松崎です、こんにちは。
ずっと雨続きでしたが、久々の晴れ間です。晴れるとやっぱり暑いですが、長雨を体験した後だと晴天のありがたみがよく分かります。

さて、本日は中川店より中川区・M様のお宅にキッチンキャビネットをお届けしてまいりましたのでご紹介いたします。

キッチン脇のスペースぴったりで

M様は先日オーダーテレビボードをお届けしておりますが、一緒にご相談いただいたキッチンキャビネットをお届けしてきました。

キッチン横の壁面に半間ほどのスペースがあり、そこに収納を計画したいとのご相談。

入れるものが決まっていて既製品ではサイズや収納部の仕様がぴったり合うものがないことから、自由設計が可能な当店にご相談いただきました。

ご相談から形になるまで

どこに何を入れるかや扉がいいのか引出がいいのかといった仕様など、奥様がご希望を描いたイラストをお持ちいただき、それを基に細かい部分をヒアリングしながらプランニングしていきました。

オーダー製作でプランニングする際はヒアリングした内容でスケッチをとり、それを基にCADで仕様の整合性や細かい部分の納まりなどをチェックしていきます。

ファーストプランから修正を重ねて最終的な形にしていきますが、奥様のご要望がいっぱい詰まったキャビネットになりました。

プリンター、アイロン、ミシンなど、収納したいものが決まっていたのでそれを基に内寸設計。
上段はノートパソコンがしまえるようオープン収納を設け、糸や針などミシン関連の小物などを収納しやすいよう一部小引出で設計。

扉内部にはプリンターなど使うときに手前に引き出せるようワゴンを設け、前後に引出やすいよう固定キャスター式にして本体内部にガイドとなる桟を取り付けるよう工夫してあります。

壁面有効いっぱいに設置する場合、設置のためのクリアランスを考慮して本体の幅は20mmほど小さく作ります。

壁との隙間には共材で作った桟「フィラー」を削って調整しながら埋めて処理します。

隙間なくぴったり納まるので造作家具のようにすっきりした見た目で、物が落ちたりホコリがたまったりすることもないので安心。

奥行きと高さは既存キッチンと合わせてサイズ設計してあるので面が揃って見た目もきれい。
ぴったり納まるのって気分もいいですよね。

引出はプッシュレール式。
小さい引出ですが、内装にはきちんと桐材を用い、四方蟻組・ベタ底など昔ながらの工法を継承した堅牢なつくりにしてあります。
木部素材はインテリアのイメージに合わせてウォールナット材にて。

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