愛着が湧く家具になる条件。瀬戸市のY様邸施工例

こんにちは。名東店の古川です。

皆さんは長く愛用しているものは何点くらいお持ちでしょうか？

私はブーツ15年、ギター20年、バッグは8年くらいでしょうか。長く愛用するには

製品自体のクオリティも必要ですが、メンテナンスができることや、

素材自体の味わいが増すことが重要ではないでしょうか。

着色していない天然木の家具はどれも経年変化で色合いが変化します。

特にブラックチェリー材の経年変化は激しいのです。

下の画像の左が経年変化前、右が5年ほど経ったブラックチェリー材です。

深みが増していい表情ですよね（＾＾）

経年変化が楽しみなブラックチェリー材

そんなブラックチェリー材で製作した両面カウンターとダイニングセットを

昨日、瀬戸市のY様邸にお届けしてきましたのでご紹介。

Y様は以前からずっとダイニングセットやカウンターボードを探していたとのこと。

Y様邸の幅広のダイニングルームに合うサイズが既製品では見つからず、

ネットで検索してオーダーができるVigoreを知っていただきました。

シンプルなデザインのオリジナルテーブル

テーブルはVigoreオリジナルデザインの『Eredita』を幅1550mm奥行き1000mmにて

オーダー製作しました。お食事だけでなく、子供が宿題をしたりと様々な

使い方をするとの事で大きめに。

チェア『CHーV』はオリジナル

Vigoreオリジナルチェア『CH-V』　熟練の職人が一人で作り上げます。

笠木部分(背)は、職人が様々な鉋(かんな)を用い、削りだして製作しています。

座面は座ぐり加工といい、お尻の形に合わせて削りだしています。

シンプルなチェア『ムカイ』

お子様用に合わせやすいシンプルなムカイチェア。素材はブラックチェリー材で統一。

張地はチェリー材と相性の良いワイン系の合成皮革をセレクトしました。

天板厚み４０ｍｍ

経年変化していない初々しいブラックチェリー材の色目。これからY様のご家族の

成長とともに味わい深い表情になっていきます。

天板や脚部はすべて2mmRの面取りを施してあります。

天板の反り止めには高度な技術が求められる『吸い付き蟻桟』

天板の反り止めには高度な技術が求められる『吸い付き蟻桟』という工法を

採用しています。長くご愛用していただく為に手間を惜しまず製作されています。

フルオーダーで製作『両面ボード』

ブラックチェリー材で製作した両面カウンター。キッチン側は可動棚の収納。

動線を塞がないように開閉がしやすいスライド扉で製作しました。

扉とダイニング側の前面は横方向の流れるようなブラックチェリー材の木目が

楽しめます。扉前面も木目が通るように一枚の材料から木取りをしてありますので

経年変化後もチグハグな感じになりません。

材は経年変化で深い色合いになるブラックチェリー材を気に入っていただきました。

納品時にご主人様が最初のブラックチェリーの色合いを忘れない為にと

カメラで撮影。何年後かに見比べれば色合いの変化を確認し、

より愛着が沸くことと思います。