東京都・Y様からのお便り

中川店の松崎です、こんにちは。
自由設計でのオーダー家具製作が得意な当店には遠方からのご相談も多いです。

ご時世的な事情も重なり、メールフォームからのオーダー家具製作に関するお問い合わせは商圏エリアはもちろん、全国各地から届きます。

日々形にしているオーダー家具ですが、先日テレビボードとサイドボードを納品の東京都・Y様から嬉しいメールをいただいたのでご紹介。

松崎様
こんにちは。
ご心配をおかけいたしましたが、待望の家具たちは無事に納品されております。
ここまで素敵な家具にまとめていただいて本当ありがとうございました。ワッフルガラスも素敵です！
末永く大切にいたします。
（一部省略）

納品された家具たちのお写真もいただきました。

お客様のご要望を形にしました

Y様からのファーストコンタクトもWEBのお問い合わせフォームから。
当店WEB施工例をご覧になった際にイメージの近いものがあり、仕様などをY様に合わせたもので作れるかのご相談。

木工製品ならたいがい形にできるので、まずはどのような要望があるかをヒアリングしたうえで、どう形にすればそれらを満たすのかを考えていきます。

今回は現状が分かる写真やイラストによる具体的なご要望をいただけたのでスムーズにプランニングできました。

既存家具はワイヤーラックを利用されてらっしゃるとのことでしたが、布などをかけて目隠ししないと収納したものが露出してしまうし、オープン収納はホコリなども溜まりやすく、それらを改善するべく家具を計画。

収納部の大まかな割り付け、収納するものの種類やサイズ、素材、デザインなど、ファーストプランではひととおりのご要望をまず拾い上げてプランニングしていきます。

店頭で対面の場合はヒアリングしながらスケッチとったりしてます。

収納部の割り付けや開き勝手、デザインなどは、ご要望を基に構造的な部分など専門的なところを補完しながらご提案していきます。

ある程度プランが固まったら、CADで整合性などをチェックしながら作図していきます。

プランニング段階は簡単なスケッチで済ませるところもあるみたいですが、仕様の整合性や正確な積算・見積を出すには細かい部分まで描き出さないといい加減なものでしかご提示できないですし、個人的には最初から細かく作図していきます。

ファーストプランでお見積りもご提示できるので、これを基に仕様や予算など全体のバランスを見ながら修正を重ねて最終的な形にしていきます。

ファーストプランと最終的な形を比べると、お手持ち機材の数や将来的な増減を考えて機材収納部は必要最小限の１箇所とし、書籍類などを収納しやすいよう扉は上から下まで使った割り付けにするなど、使いやすいようにブラッシュアップされています。

機材収納部は最初ブラウン系のカラーガラスにしていましたが、アクセントとしてワッフルガラスに変更。クールな素材ですが、格子状に型押ししたテクスチャがどこか温かみのあるイメージで、屈折により収納物が丸見えにならず目隠し効果もあります。

天然木と相性の良いテクスチャガラス。

今の時代は図面などの資料はデータでやり取りできるのでレスポンスよく対応できますし、ご時世的にも感染リスクのない非対面で製作まで完結できるので、時代に合った新しい接客のひとつの形なのかもしれません。

中川店では、このようにメールや電話などオンラインでのご相談のよるオーダー家具製作も得意としておりますので、家具でお困りの方はぜひお気軽にご相談くださいませ。