天然木家具の特徴とオイルメンテナンス。

こんにちは。中川店の渡辺です。

今日はダイニングテーブルのオイルメンテナンスについて

少しご紹介させていただきます。

Vigoreでご提案させていただいている天然木家具は、その名の通り

天然の『木』を使用しているので、まったく同じ木目、

同じ色目のものは製作することができません。

言い換えれば、ご購入いただいたお客様だけの『オンリーワン』商品になります。

まったく同じというものは1つと存在しないので、ご注文いただいたお客様は

「どんな木目で届くのか楽しみにしています。」と、

お届けまで楽しみにお待ちいただいたりするケースがほとんどですが、

なかには展示品の木目、色目、質感を大変気に入られ

「この展示品を下さい。」とおっしゃられるお客様もみえます。

なかでも広い面積が見えるダイニングテーブルやTVボードは、

木目や色目・質感にこだわりを持たれるお客様が多く、

先日お届けさせていただいたT様邸のダイニングテーブル

Vigoreデザイン『formalita（フォルマリタ）』は、実はT様の強いご希望に押され

展示品をお買い求めいただきました。

展示品（オイル仕上げ製品）をお求めいただいたお客様には、

我々スタッフがしっかりメンテナンスをさせていただいてからお届けいたします。

オイル仕上げのダイニングテーブルの場合、

まずは表面の汚れをきれいに拭き取り、よく乾燥させます。

次に＃240以上のサンドペーパーで木目に沿って平滑にします。

キズ部分だけではなく、全体を研磨すると仕上がりがきれいです。

小さな角材など、当て木にペーパーを巻きつけると研磨しやすいです。

（へこみキズは前処理で濡れタオル+ アイロンで膨らませる。）

さらに＃320のサンドペーパーで仕上げ研磨します。

素地調整が終わったらどの素材でも研磨すると少し白っぽくなりますが、

オイルを塗布すると「濡れ色」と言われる深い色合いに変わりますのでご安心を。

布または刷毛で、木目に沿って出来るだけ薄く均一に塗布します。

厚塗りしてしまうと、後の拭き取りが大変になってしまうので

薄く塗るのがきれいに仕上げるコツです。

約10 ～ 20 分後に吸収されなかった余分なオイルを

毛羽立ちのない布で拭き取ります。その後約１２時間乾燥させます。

（気候湿度・日照などの条件により乾燥時間は若干異なります。）

１回塗り乾燥後に、＃３２０ペーパーで軽く研磨した後、

２回塗りを行うとさらに美しく仕上がります。

１回塗りで撥水効果があまり得られない場合も２回塗りが有効です。

完成！

以前にブログでご紹介させていただいたこともありますが、

天然木の家具は「経年変化」によって

さまざまな味わい深い色合いに変わっていきます。

実際にご使用いただいてからの表情の変化や、

色目の変化をご説明させていただくために、

あえて長い期間展示しているものもありますので、

展示品をご提供できないものも中にはございますのでご了承ください。

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