丁寧に仕上げた天然木の小物入荷しました

名東店の松崎です、こんにちは。

昨日、名東店に天然木を使った小物が新しく入荷しました。

家具を作るときに出てしまう小さな端材。

昔は廃棄されることが多かったようですが、廃棄すれば環境に負荷もかかるし

何かしら手を加えて世に送り出せるよう、作り手側の意識も変わってきています。

家具用に使われる木は、樹齢でざっと100年など、途方も無い時間を重ねて

できた素材ですから、大切に無駄なく使ってあげることが木を扱う者の心得。

置時計。

端材の大きさを見ながら組み合わせていくので、同じものを作ることは

できませんが、それゆえ個々に表情が違って面白い。

重ね箱。

デスクやダイニングまわりなど、使い手の自由な発想で小物を収納できます。

各箱の高さはまちまちですが、高さの比を整数倍にしてあるので組み合わせた

ときの納まりも良くきれいです。

箱の仕口は四方留組になっていて、端材で作った小物と言えども真面目に

製品に向き合っているのがディテールからもよく分かります。

アルミのトレーに納まった色んな素材の小皿。

塗装はガラスコーティング仕上げなので、料理や薬味などをのせても大丈夫だし

アクセサリーを入れたり、自由な発想で使えます。

トレー。

こちらも塗装はガラスコーティングにしてあるので、ランチョンマット代わりにしたり

料理などを直接のせたりしても使えます。

スーパーで買ったお寿司でもこれに盛って出てきたら、ちょっと感動かも。

こちらも細かい配慮が見られます。

四方の手を掛ける部分には削ってなだらかなアールをつけてあります。

トレー部分と持ち手部分の仕口は蟻組み。

写真の材種はナラですが、他にもブナ、カシが入荷しました。

木のコップ。

円筒形とテーパー形で、大小あります。

塗装はガラスコーティングなので、もちろん飲み物入れてＯＫです。

飲み口を薄めにしてあるので口当たりよく飲みやすいです。

繰り物職人が試行錯誤して生まれた絶妙な形状。

軽いし飲み口が薄いので、お子様が使うのにもちょうど良いと思います。

一見、シンプルな小引出。

実は引き出しは前後左右に自由に引き出せます。

仕掛けはショップでご説明しますよ。

これなら奥にしまったものもストレスなく取り出せます。

端材を使った木製小物は最近良く見かけますが、いかにも「エコです」といった

押し付けがましい感じもなく、どれもセンス良くデザインされています。

端材を使った小物だからと適当に作るのではなく、木を扱う職人として真摯に

取り組んでいるのが製品を手に取ると良く分かりますが、そんなところに好感を

持ちました。

製品の特性から量産はできず、素材使いもその時々によって異なるので

どれも一点ものに近い感覚。

気になる方は名東店でぜひ手に取ってみてください。

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