Vigoreがギャッベをお薦めする理由

こんにちは。Vigore名東店の古川です。
今日は根強い人気のギャッベについてのお話です。
ギャッベはイラン南西部、ザクロス山脈に抱かれた古都『シラーズ』を基点に遊牧生活を営む「カシュガイ族」により伝統的に織り続けられてきた、毛足の長い手織りの絨毯のことですべて織り子の感性で織り上げられるギャッベは同じ物がひとつもなく、どれも「世界にひとつ」の絨毯です。
Vigoreでは化繊などの機械織りのラグなどは一切扱わず、ギャッベやトライバルラグなどの手織り絨毯しか取り扱いしていません。

Vigoreがギャッベしか販売しない理由

私自身も過去に自宅で化繊のラグを購入して使用していたこともありました。
しかし、実際に使ってみると本当にわずかな期間でパイルが寝てしまい、汚れがとれず、髪の毛などが絡みついて・・・などなどがあり、結局は安いけども短命で、使っている期間も「満足感」はないものでした。
もちろんギャッベの価格は化繊のラグよりは高価ですが、買い替えをせずにずっと使えることを考えるとコストパフォーマンスが実は高いのです。そして何よりも1年中毎日、気持ちよく過ごせる天然素材の絨毯は「満足感」をあたえてくれます。

子供が小さいから、どうせ汚れるからと安価なもので済ましてしまう考えもあるでしょうが、ギャッベの場合は「ラノリン」という脂分を多く含む羊毛を使用しているのでそんな脂分の多い羊毛は水などをこぼしても表面で弾くので中まで染み込みにくく、汚れもつきにくいです。

すべて手織りで細かく織られているのでパイルの中に髪の毛が絡むようなこともありません。
そして何よりとても丈夫で長く快適に使えます。
また良質な天然ウールを使用することで夏も冬も年中快適に使える絨毯なのです。
このような利点からリビングはもちろんのこと玄関や立ち仕事の時間が長いキッチンで使うこともお薦めしています。

天然木の家具との相性

そしてVigoreがギャッベだけを販売する理由があります。
それはVigoreが天然木の家具専門店であるということ。Vigoreの家具はすべて着色しておらず自然なオイル塗装で製作した天然木の家具となります。
ギャッベで使われている羊毛は青や緑、赤、黄などすべて天然素材の草木染めで織られており、自然な天然木の色合いとの相性は抜群です。
どちらも自然界に存在する色合いですのでギャッベと天然木の家具はとてもよく似合います。

ギャッベの堅牢さを証明する土足で12年使用したギャッベ

名東店へご来店いただくとまずお客様を出迎えるのは入口に敷いてあるギャッベ。初めてご来店されるお客様は『踏んでいいんですか？』とご質問されることもしばしばですが、これはギャッベの踏み心地と耐久性を知っていただく為ですから、気にせずどうぞ！といつも説明をさせていただきます。

名東店の入り口で約12年間、土足使用したギャッベ。その間に水洗いやクリーニングなど特別な事はせずに、普段の掃除機だけのお手入れです。
もちろんお店の玄関ですのでお客様は靴を履いていらっしゃいますし、雨の日には靴は濡れています。ですが、お店のギャッベは毛足が寝ていることもなく、汚れもほとんどついていません。

同じものがないオンリーワンの魅力

原案や指示図などはなく、すべて織り子さんの感性で一枚一枚織られるギャッベ。
ですのでギャッベに同じものはなく、サイズも柄も色もすべてそのギャッベが持つ魅力です。
どれも「世界にひとつ」の絨毯となります。そのため気に入ったギャッベとのとの出会いは縁のものとなります。

家族みんなのお気に入りの一枚に

お店でお客様とのお話でよく聞くのが「うちはペットがいるのだけど大丈夫？」というお話。
上の画像は私の自宅ですが、ギャッベが大好きな愛犬はよくギャッベの上でお昼寝をしています。

多分、人よりも服を着ていない動物たちはギャッベの気持ちよさは分かっていると思います。
お買い上げいただいたお客様からも後日、「ギャッベを敷いたら寝る場所が前と変わったよ！」といったお話はよく聞きますよ。
ギャッベはペットも含めた家族みんなのお気に入りの一枚になると思います。

トライバルラグの魅力

最近人気が著しい古めかしい風合いが魅力のトライバルラグ。
トライバルとは部族という意味でイラン、トルコ、アフガニスタンなどに暮らす少数民族たちが織り上げた絨毯を総称してそう呼ばれています。ギャッベもトライバルラグの一種という位置づけとなります。
多くのトライバルラグは30～40年ほど前に織られ使い込まれたオールド絨毯となります。
新しいギャッベにはない使い込んだ風合い、落ち着いた色目のオールドギャッベはクラシックやアンティークのインテリアはもちろんモダンやナチュラルなインテリアにも案外とマッチしますのお薦めです。