失敗しない、ソファの見極め方 【特集 「至高のソファ」】
失敗したくないのなら、もっとソファのこと知ってみませんか?
世の中にはいろんなソファがありますが、良し悪しを見分ける自信はありますか?
ご案内していると、お買い替えの方の多くが、使っているソファに「失敗した」と感じていることに気付きます。

「デザインが格好良くて買ったけど、ずっと座ってると疲れちゃって・・・」
「結構いい金額出したのに、5〜6年でへたってしまって・・・」

なぜ失敗してしまうのでしょうか?
理由のひとつには、見た目や価格、少し試しただけでソファの良し悪しを判断してしまったことが挙げられます。
納得して満足できるソファを見極めるために、もっとソファのことを知ってみませんか?

ソファで失敗したくない方は、少し長いですが、ぜひ読み進めてみてください。
「売り手本位」でなく「使い手本位」のソファを見極めよう
ソファは製品にしてしまうと隠れる部分が多い家具ですよね?
冒頭でお話しした、外見や価格で選んで失敗したという方が多いのはある意味仕方のないことかもしれません。
ソファの良し悪しを比較検討するうえで使っている素材や構造などは一番重要な部分なのに、それを見ることができないのだから見える部分の情報をたよりに判断せざるを得ないのでしょう。

長年いろんなソファを扱ってきた人間から見ると、残念ながらほとんどのソファは『使い手本位』というより、売りやすさを求め「価格戦略」から素材・仕様を決めていく逆算的な『売り手本位』の製品開発といっても過言ではありません。

ちょっと想像してみてください。
例えば、「3人掛で¥198,000ぐらいの売価なら売りやすいだろう」といった発想で作るとします。
必要な利益を削ってまで価格設定を抑えることはありませんので、売価設定を下げればおのずとそのソファをつくるための原価も低く設定しなければいけません。
しかし、外見はそれなりに良いものっぽく見えないと売れませんのであまり手は抜けません。
そうなれば、「ウレタンのグレードを落として・・・」というように素材をダウングレードして原材料コストを抑え、「構造を少し簡易化して効率良く・・・」というように一台あたりの製作にかかる時間を短縮して生産コストを抑えながら、【見えない部分】で引き算の商品開発になっていくことはみなさんでも容易に想像できることでしょう。

でも、これってどうでしょう?
確かに「価格」のお手頃感は出せますが、手を抜いた結果本来あるべきはずの耐久性や長く寛げる理想の掛心地を失ったソファにそもそも「価値」はあるのでしょうか

また、純粋にクオリティの高いソファを探すとき、「ブランド」を妄信するのも失敗する原因のひとつ。
「名前の通ったブランド製品だから良いものに違いないだろう」、「高いソファだからきっと良いものだろう」といった思い込みは、いろんなソファを扱ってきたプロから見ると、間違いとまではいかなくても正解とも言い難いです。
ソファにステイタスを求める方や、ソファをインテリアを飾る演出アイテムとして置きたいというなら、話は別ですが・・・。
たとえば、ロータイプで横長のプロポーションにすれば格好良く見えますし、あまり見ないような先進的なフォルムにすれば見栄えも良いのでしょうが、デザインに注力するあまりに人体寸法などの設計基準を無視すれば本来の「座って寛ぐ」道具としての機能性は大きく損なわれるでしょうし、素材や構造といったテクニカルな部分を軽視したデザインは寿命も短いことでしょう。

ソファの耐久性や掛け心地などは使う素材や構造など複合的な要素の積み重ねで決まりますので、一概にこれでなければいけないという言い方はできませんが、それらの違いを知ればソファの良し悪しを見極める判断材料にはなるかと思います。

お店でソファを試す時は店員に素材や構造を聞くと良いでしょう。
使い手のことを考えて作ったものは、なぜその素材を使い、どうしてその構造を採用しているのか理由があるはずです。
製品クオリティではなくやたらデザイナーの名前や見た目のことばかり話されたり、価格の安さばかりアピールされたりする場合は、大事な本質部分に目を向けさせたくないのが理由かもしれません。

残念なことですが、ソファには「売り手本位」のものと「使い手本位」のものがあることを知っておいてください。

何よりも、妥協しないことが良いソファへの近道
ソファには多くの素材が使用されます。
見えない部分だからと言って手を抜けば、耐久性や掛心地に大きく影響を与えることはすでにお話ししたとおりです。

私たちが「至高」と名付けたソファは、ひとことで言えば「考えうる最高のものを集約したソファ」
なかには、一般的なソファに比べると過度なスペックだと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
下のイラストは「至高のソファ」の構造をおおまかに示したものですが、特殊なものと言うよりは、むしろ基本と言える構造。
素材や構造で手を抜くことなく本質的に良いソファを追えば、どこのメーカーもこれに近いスペックになることでしょう。

良いソファを作り上げる一番の近道は、「すべてにおいて妥協しないこと」ではないでしょうか。
「至高のソファ」の構造

ソファの良し悪しを見分けるチェックポイント
ソファの良し悪しを判断する際に、使われている素材や構造を知ることはとても重要です。

内部の素材や構造は、きちんと作ってあるのであれば隠す必要もなく、むしろ使い手にとって利益になることは伝えたいはずなので、遠慮なく店員に聞きましょう。
ソファの掛け心地は複合的な要素で作られるので、点でとらえるのではなく素材や構造などの組合わせを見て総合的に判断するのが良いと思います。

あとは、できるだけ「長い時間」座ってみること。
きちんと作っていないものや、デザイン偏重で適切な設定でないものは、体に負担が掛かるので長く座っていられません。
ちょっと座っただけでは判別しづらいので、店員の目は気にせず、気になるものは長い時間試してみましょう。

「至高のソファ」の素材や内部構造などをご紹介しながら、一般的なソファとの違いを比較していきますので、参考にしていただければと思います。
フレーム編
人間で言えば骨格にあたる「フレーム」。
どんなに強靭な筋肉があっても、簡単に骨折してしまうような肉体ではその自慢の筋力を活かせるはずもなく、健康な体とは言い難いですよね?

「安定した掛け心地で、長く使えるソファ」を考えるとき、まずはフレームが頑丈でなければ話になりません。
「至高のソファ」は、フレームに絶対的な強度を持たせるところからはじめます。

画像をクリックorタップでポップアップし、説明も表示されます。
▼ 【 フレーム素材のチェック 】
広葉樹無垢材
広葉樹の無垢材を使います
フレームにはビーチやアルダーなど、堅い「広葉樹」の無垢材を使用。
ホームセンターで良く見るパイン材やSPF材、杉などに代表される針葉樹は、成長が早いので価格が安い利点がある一方、ゆっくり成長する広葉樹と比べると柔らかい欠点があります。また、MDF(中質繊維板)、パーティクルボードなどに代表される木工加工材も廉価で加工しやすい反面、構造部に用いるには脆い欠点があります。
すべてを支える土台となるフレームに高い剛性を持たせるため、見えない部分ですが吟味した材料を使っています。
一般的に使われる、その他の素材
広葉樹無垢材
【 針葉樹 】
英語では「soft wood」と表記されるように、広葉樹と比べて柔らかいのが特徴。
ホームセンターで良く見るSPF材やパイン材などがこれに当たります。成長が早く供給量も多いため安価で、柔らかく加工性が良い。
広葉樹無垢材
【 パーティクルボード 】
木材の小片チップに接着剤を混ぜて熱圧成型した木工加工材料。
廃材などを加工して工業的に大きな材を成型できるため安価。湿度により膨潤現象が起こりやすく、一般的に強度は低い。
広葉樹無垢材
【 MDF(中質繊維板) 】
木材を小片ではなく細かい繊維状まで加工し接着剤と合わせて熱圧成型したもの。
パーティクルボード同様に加工しやすく安価。密度がある分パーティクルよりネジの保持力などは勝るが強度があるとは言い難い。
【 フレーム素材のチェック 】

プライスやカタログにフレーム素材の表記がある場合はそれをチェック。表記がない場合や「天然木」としか書いてない場合などは、どんな素材で製作しているか遠慮なく店員に聞きましょう。
隠すことでもないので、きちんとしたお店であれば教えてくれるでしょう。
▼ 【 フレーム剛性のチェック 】
高い剛性を持たせる組み付け
高い剛性を持たせる組み付け
せっかく広葉樹の無垢材を使っても、フレームの組み付けが弱くては意味がありません。
画像はフレームのコーナー部分ですが、木口を凹凸の形に加工して組み合わせる「三枚組継ぎ」などの高度な木工の仕口を採用し、要所「隅木」を入れるなどして補強しながら組み付けていきます。
「至高のソファ」はボトムにテンションを掛けながらウェビングテープを固定していきますので、テープの張力や上に乗る部材や人などの荷重に負けない、絶対的な剛性を持たせます。
【 フレーム剛性のチェック 】

細かい構造部分まではカタログやプライスに記載していないケースがほとんどなので、店員に聞いて教えてもらいましょう。
構造が分からない場合でも、下記の要領で剛性を確かめることもできます。
ソファの片側(たとえば右)に立ち前脚を持ち上げ後方に倒した際、反対側(左)の前脚も同じように上がるものは剛性が高いです。
逆にフレームがしなって歪み、反対側が上がってこないものは剛性がない証拠です。
▼ 【 エッジの当たりチェック 】
高い剛性を持たせる組み付け
フレームのエッジを面取り加工
フレームパーツを組み上げたら、トリマーを使ってエッジ部分をすべて面取り加工。
アームやフレーム背面のトップなど、手を置いたり寝転んだ時に頭や足を置いたりする際、フレームにウレタンを付けてあってもエッジが立ったままだと角の当たり感が強く出てしまいます。
当たりを優しくするとともに、ウェビングテープやウレタンなどフレームに固定する部材の断裂を防ぎ消耗しにくくしています。
【 エッジの当たりチェック 】

外見からは判別できないので、触診するのが有効です。
アームなど手・足・頭を乗せて使う場所を、手で少し強めに押すなどしてフレームエッジの当たりを確かめましょう。
エッジが立っているものは使い心地が悪くなるだけでなく、外側にくるウレタンや生地が消耗しやすい傾向にあります。
▼ 【 パーツ固定方法のチェック 】
専用金具でパーツを固定
専用金具でパーツを固定
一般的にソファは背や座フレームとアームなど、それぞれ箱状に仕上げられたパーツを組み合わせて形にしていきます。
「至高のソファ」のパーツ同士の締結には建築で梁の固定などにも使うボルトや座金をアレンジした「オリジナル金具」を使い、十分なトルクを掛けて締めていきます。
アームの固定方法が弱い場合、座ってアームに寄り掛かるたびに徐々に締結部が緩みグラグラしてきます。
【 パーツ固定方法のチェック 】

ここまで細かい部分は記載してあることがほとんどないので、店員に聞いて教えてもらいましょう。
外見では分からなくても、アームに体重を掛けて座ったときにしなったりグラグラする感覚が出るものは剛性が低く、アームの固定方法が簡易的であることが想像できます。
製品にしてしまうと隠れるフレーム部分は、作り手から見ると非常に手を抜きやすいところ。
価格訴求に走れば、コストを抑えるためにこの部分の材料や工法を簡略化せざるを得ないことは容易に想像できます。
ベースとなるフレームにはクッションが乗りますし、大人3人座れば180kgぐらいの荷重がかかる計算ですから、土台が脆弱では長く使えるはずもありません。

見えない部分となるフレームの違いが耐久性や使い心地に影響しますので、店員に聞くなどして確認しておくことが重要です。
きちんと作っていれば隠すことでもないのでどこのお店でも教えてくれるでしょうし、逆にあいまいにしたり教えてくれない場合は言えない理由があるということでしょう。
クッション構造編
ソファの座り心地を決めるのは適切な設計に加えて、詰物の素材や組合わせ、構造といったテクニカルな部分は外せません。
「至高のソファ」シリーズは、吟味した素材を使い、トップからボトムにかけて自然なストロークで体を受け止める複層構造により至福の掛け心地を生み出しています。
いろいろなお客様の暮らし方や好みなどに合わせてご提案できるように、モデルごとにウレタンの比重や積層パターンなどを変えながら多彩な掛け心地で展示しており、「デザインはこちらで、掛心地はあちらで」といったお客様の好みに合わせた掛け心地の調整にも対応しています。

「ソファは何をするための家具?」と聞かれたら、ほとんどの方は「座って寛ぐため」と答えるでしょう。
ソファ本来の役割を考えたとき、一番優先されるべきは見た目のカッコよさなどではなく、掛心地であることは言うまでもないでしょう。
▼ 【 本体ボトム構造のチェック 】
ウェビングボトム
ウェビングボトム
フレームのボトムには、弾性の高いエラスティックベルト(ウェビングテープ)を格子状に編み込んで固定していきます。
反発性が高く「押し返す」イメージの金属バネと違い、衝撃を吸収して「形にそって受け止める」イメージのクッション性は体圧分散性も良く、体にそって沈み込むためのストロークを作りやすい。上にのる座クッション部分と荷重を分散して支えるのでウレタンの消耗も軽減でき、線形の金属バネと違い広く「面」で受ける構造なのでウレタンが切れるなどの現象も起こりにくい。
一般的に使われる、その他の素材・構造
【 Sバネ 】 》画像検索
「ウェーブスプリング」とも呼ばれ、鋼材を波型に曲げたバネ。
比較的廉価で入手できる素材で、低価格品から中高級品まで幅広いソファに採用されている素材。フレームに弓なりにしならせて固定し、その反発力で座面のウレタンなどを支えます。施工はバネの端をタッカーなどで固定しますが比較的容易で作業性が良く、あらかじめ複数本連結されたユニットタイプもあるので、施工性・低コスト性などの面から量産には向きます。一方、線で支える構造にることから上にのるウレタンが割れやすい傾向があったり、固定が甘いと「てこの原理」でバネの端がフレームから簡単に外れたりするという側面もある。反発性の高いクッション構造のため病院の待合室にあるような硬めのタッチとなりやすく、弓なりにバネを配するので座面中央と端で掛け心地の差が出やすいなどの特徴がある。
【 コイルスプリング 】 》画像検索
ベッドマットレスのように、コイル状に巻いたバネを連結したユニットをボトムに仕込む方法。
Sバネに比べコイルによる上下方向の動きが加わった分クッション性も良く、座る位置での掛け心地の差も出にくい。連結されたバネのため振動が伝わりやすかったり「きしみ音」が出やすかったり、面で受ける構造のためやはり硬めのタッチに仕上がりやすいなどの特徴がある。Sバネに比べると上下のストロークがある分ウレタンの消耗は抑えられやすいが、ベッドマットレスのようにスプリングユニットの厚みが出るためボリュームのあるフレームデザインで床との間にスペースがとれなかったり、デザインによっては相対的に上に乗せるウレタンの厚みを薄くせざるを得ないケースもあります。
【 ポケットコイルスプリング 】 》画像検索
ベッドマットレスにも多く採用されていますが、コイル状に巻いたバネを不織布で包み、それを並べたユニットをボトムに仕込む方法。
バネ同士が連結されたコイルスプリングに比べ、それぞれのバネが単独で動ける仕組みのため、より点で支える構造となり体圧分散性は高くなります。コイルスプリングと比べて体に添う柔らかい掛け心地になる反面、コイルが包まれているので通気性で劣ったり、ベッドに比べて局所的に荷重が集中するソファにおいてはバネ同士の干渉により不織布が破れきしみ音」が発生するケースもあります。また、コイルスプリング同様にスプリング層の厚みが必要となるため、フレームデザインはボリュームのあるものになりやすい傾向があります。
【 すのこ・フラットパネル 】 》画像検索
ボトムが木製の「すのこ」状、もしくはフラットなパネルに布を張って化粧してあるタイプ。
木工メーカーが作るソファに多い仕様ですが、フレームを木工仕事でできる設計にして外注でつくったウレタンクッションを乗せるだけなので作りやすい。ボトムにクッション性がないため、必然的に座クッションのウレタンにかかる負荷は大きく消耗しやすく、硬めの掛け心地で底付き感が出やすい特徴があります。パネルタイプのボトムは構造上湿気が留まりやすく、室内環境や表面の仕上げ材によってはカビの発生なども起こりやすい。その点、すのこタイプは通気性が良いですが、使われる材料やピッチなどによっては構造的に脆いものもあるので注意が必要。比較的加工が容易で製造効率が良いので量産に向く反面、どちらも構造上フレームとの擦れによる「きしみ音」が出やすいなどの特徴もあります。
どの素材も長所短所がありますし、ボトムの構造だけで掛け心地や耐久性が決まるわけではないので、一概にどの素材が一番良いとは言い難く、なぜその構造を採用しているかは店員に聞くのが分かりやすいかと思います。
ちなみに、「至高のソファ」シリーズがウェビングボトムを採用しているのは、耐久性と掛け心地を両立でき、自由度が高いと考えるからです。

【強度について】
エラスティックベルトはバネに比べて弱いと言われる方もいるかもしれませんが、単純に構成素材で比較すれば金属とゴムなのでバネが強いのは当然です。
ウェビングボトムはイタリアのソファなどによく見られますが、「至高のソファ」のベルト配列は一般的なものと比べるとかなり高密配列で、単に格子にするだけでなくコーナー部分に斜めにかけるなど独自の配列にすることで強度を出しています。
(モデルによって多少異なりますが、単位テープあたりのテンションは20kgにしているので、3Pソファで約30本入れるとしたら600kgの張力がフレームにかかります。フレームに絶対的な剛性を持たせているから可能な工法とも言えます。)
また、鉄と違い湿気で錆びるなどの劣化がないので、長いスパンで考えると環境によって性能が左右されにくいとも言えます。

【掛け心地について】
スプリングは鋼材が伸び縮みするわけでなく形状を変化させて負荷を跳ね返す「反発力」のイメージですが、ウェビングテープは自由に伸縮しながら負荷を「吸収」するイメージ。
体型に添って受け止める特徴から体圧分散性が高く、テープにかけるテンションで反発・吸収を調整しやすく出したい掛け心地をつくりやすいのも特徴です。
掛け心地とは直結しませんが、スプリングと違い「きしみ音」が出ないのも快適に寛ぐためのポイントだと考えます。

【自由度について】
スプリングのように部材の規格やユニットの大きさなどに縛られないため、デザインの自由度が高いです。
スプリングと違いフレーム自体を薄く構成しやすいので、床からの立ち上がりを広く取ったレッグデザインでフローリングモップやロボット掃除機「ルンバ」などを通しやすく設計できるなどの利点もあります。
また、自由度が高いのでサイズオーダーなどお客様にあわせたカスタムがしやすい利点もあります。
【 本体ボトム構造のチェック 】

カタログやプライスの表記をチェックしたり、記載がない場合は店員に聞いたりして確認しましょう。
耐久性や掛け心地については複合的な要素で決まるのでボトム構造だけがすべてではありませんが、製品寿命がどれぐらいになるかや掛け心地の傾向を判断するうえでボトム構造はとても参考になります。
素材や構造だけでは判断しづらいという方は、どういう考えでその構造にしているのかを聞くのも自分に合ったものを選ぶ判断材料になると思います。
▼ 【 ウレタンのチェック 】
ウレタンの密度と「へたり」について
ウレタンの密度と「へたり」について
ウレタンは主に2種類の原料を混ぜて発泡成形されます。
食パンのようにたくさんの気泡がつながったセル構造になりますが、よく言われる「へたり」とはこのセルがつぶれていくことが要因。一般的に圧縮応力(強度)と発泡率は反比例する傾向で、原料が同じ量であればいっぱい膨らませた低比重のほうがへたりやすいということです。
一般的にソファ座面に使われるウレタン比重が20~30kg/㎥であるのに対し、「至高のソファ」シリーズには50kg/㎥をメインに40~75kg/㎥の高密度ウレタンを採用しています。
適材適所なウレタンの使い分け
適材適所なウレタンの使い分け
フレームのアームや背もたれのトップ、ウェビング層の上には、耐久力の高い超高圧縮タイプのチップウレタンを貼ります。
チップウレタンとは小片に粉砕したウレタンを圧縮して固めたものですが、一般的に使われるものよりも3倍程度硬いフォームを採用。アームや背もたれにちょこんと腰かけるシーンを想定して、フレームの当たりを感じないようにすることと、肘をつくなど局所的な圧力を受けてウレタン自体が断裂したりしないよう、耐圧性の高いフォームを採用しています。さらにこの上にタッチの良い高密ウレタンを重ねて仕上げます。
比重の異なるフォームで複層構造に
比重の異なるフォームで複層構造に
ただカットしたウレタンを入れるのではなく、出したい掛け心地にあわせて比重の異なるフォームを積層した「複層構造」で仕上げます。
たとえば、座面トップがフェザーをたっぷり充填した設定だったとき、その下にいきなり比重の高いフォームを持ってくるとギャップが大きく底付き感も出やすくなりますが、表層を38kg/㎥、ボトム側を55kg/㎥と複層にすれば徐々に支持力を高めて、座った時に自然なストロークを生み出すことができます。モデルごとにウレタン比重の種類や組合わせを工夫して、2~3層で構成しています。
将来簡単に交換できる仕組みで
将来簡単に交換できる仕組みで
いくら高密度のウレタンを使っているからと言っても、素材の特性から永久にへたらないということではありません。
長い年月を経ればいつかはへたってしまうパーツですから、最初から消耗パーツととらえて将来的に交換しやすい仕組みで作っています。
背や座のウレタンはフェザーバッグに格納する方式とし、バッグのファスナーを開いて簡単に交換できます。ウレタン交換の際にソファ本体をお預かりする必要もありませんし部分的な交換で済むため、将来的にかかる時間的・金銭的コストを抑えることにもつながります。
【 ウレタンのチェック 】

カタログやプライスの表記をチェックしたり、記載がない場合は店員に聞いたりして確認しましょう。
20kg/㎥程度の低比重フォームでは5~6年で使用に差し支えるほどへたってしまうケースもありますので、長く使いたい前提の場合はきちんとしたフォームを使っているものを選びましょう。
また単層で入れているものは「沈み方」が不自然になりやすいため疲れやすく、ソファでの滞在時間が長い方は自然なストロークで体を受け止める複層構造のもので選ぶほうが良いです。きちんと作っていないものは体に負担がかかり必然的に長く座っていられないので、お店では少し時間をかけて長く試してみることをおすすめします。
購入後のことも考えて、へたったときにウレタン交換の対応をしてくれるのか、交換の方法や費用の目安などをあらかじめ確認しておくのも重要です。いざ交換してもらおうと思ったら買ったのと同じぐらいの金額を提示されて、結局は使い捨ての買い替えになってしまったというケースも少なくないです。
▼ 【 背クッション中材のチェック 】
ハンガリー産スモールフェザー
ハンガリー産スモールフェザー
背クッションや座面のトップには、ハンガリー産マザーグースのスモールフェザーをたっぷり充填。
フェザーとは文字通り鳥の羽根ですが、長さ4cm以下で選別されたスモールフェザーをバッグに吹き込んでいます。スモールフェザーの一番の特徴は、優しくしっとりと体を包み込む「肌添いの良さ」と空気を含ませると簡単に嵩(かさ)が戻る「復元性」の高さです。
上質な掛け心地で、それが安定した状態で持続する素材を考えると、スモールフェザーの持つ特徴はまさに中材に最適であると言えます。
【補足:フェザーの種類や産地について】

羽毛布団などと同じように、フェザーやダウンを使った製品は種類や産地などの違いで品質・価格が異なります。
「至高のソファ」シリーズには、品質や性能を重視してハンガリー産マザーグーススモールフェザーを採用していますが、なぜこれを使っているのかは違いを知れば理解しやすいかと思います。

■グースとダックの違い
羽毛布団や羽根布団などの品質表示タグを見ると、ダウンやフェザーの前に「グース」や「ダック」といった表記があります。
どちらも水鳥ですが、グースは日本で言えば「がちょう」、ダックは「あひる」。
一般的に体格の大きいグースの方がダウンボールも大きく、スモールフェザーも細く柔らかくドレープ性に富むなどの理由からダックよりも品質が優れるとされています。
また、基本的に食用の副産物として得られることが多いダウンやフェザーですが、グースには卵を産ませるために2年以上育てられる「マザーグース」がおり、寒い冬を超えて十分に成熟したマザーグースから採取されるものは特に品質が高いとされます。

■産地の違い
スモールフェザーやダウンは水鳥の上着のようなもので、寒冷地に生息する鳥たちから採取するほうが寒さから体を守るため十分に成熟した良質なものとなります。
一般的に羽毛布団などで品質が良く高級とされるものにハンガリー・ポーランド・カナダなど寒冷地のものが挙げられるのはそういう理由です。

■スモールフェザーとフェザーの違い
どちらも水鳥の羽根には変わりありませんが、生えている場所や性質は異なります。
スモールフェザーは体に生えている湾曲した小さな「小羽根」、フェザーは翼に生えている大きな「羽根」。
スモールフェザーは柔らかく弾力があり肌添いが良いので掛け布団などにも使われ、フェザーは羽軸が硬く弾力性に乏しいので敷き布団や枕に使われます。
フェザーはコスト的には安いものの、羽軸の当たりが強かったりガサガサという擦れる音が出やすかったりする欠点があります。

このように使うフェザーによって性質が全く異なることを知っておくと、ソファを選ぶ際に良い判断材料となります。
「中国産ダックフェザー」と「ハンガリー産マザーグーススモールフェザー」では使い心地や復元力などに大きく差があり、まったく性質の異なるクッションであるにも関わらず、単純に「フェザークッション」という言葉だけで良いものと判断してしまうのは危ういということです。
一般的に使われる、その他の詰物素材
【 ポリエステル綿 】
化学繊維であるポリエステル繊維でできた綿をつめたタイプ。
低コストや非常に軽量であることなどが利点である一方、天然繊維と比べると保温性能に劣るので冬場寒く感じやすかったり、吸放湿性が悪く夏場蒸れやすいなどが欠点となる。
また、へたりやすい特徴があるので耐久性に乏しく、かつ復元性もないため、製品寿命としては比較的短くなりやすく交換できる仕様のものでもそのサイクルが早いです。
【 樹脂系チップ 】
ウレタンを細かく粉砕したものや、ポリスチレンのビーズなど、樹脂系のチップを封入したタイプ。
不要なウレタンを粉砕して素材として利用できたり工業的に量産できるため低コストなところが利点。
こちらもやはり素材の特徴からへたりやすく、製品寿命は短め。
【 フェザー&異素材ミックス 】
フェザーにウレタンチップや化繊綿などの異素材をミックスしたもの。フェザー100%とは寿命や性質が異なるので注意が必要。
「反発力や復元力を高める」などの名目で異素材を混ぜていますが、もともと十分な量のフェザーが封入してあれば適度な反発力が生まれますしフェザー自体が高い復元性を持っています。
ミックスタイプは「コストダウン」を目的に使われることが多く、比重の異なる素材を混ぜるため長く使っているうちにバッグの中で上下に分離して最初のクッション性はなくなっていきますし、混ぜた素材はへたっていきますがフェザーと一緒に封入しているため消耗した素材のみ交換することができず結局は使い捨てになってしまいます。

ハンガリー産スモールフェザー
フェザーバッグについて
フェザーバッグの側生地にはフェザーが飛び出しにくいよう生地の目を詰めるダウンプルーフ加工されたものを使い、専用ミシンで細かいステッチで縫製、一番荷重がかかる座面トップは生地を二重にするなどの配慮をしています。
バッグの縫製は羽毛布団のようにいくつもの小部屋に分けてフェザーの偏りを防ぎながら、均等に膨らむことができるようにマチ付きの立体縫製で仕上げます。芯材のウレタンはファスナーを開いてバッグから取り出せる方式なので、消耗したタイミングでウレタンのみの交換が可能です。
フェザークッションの復元方法
簡単に復元できるフェザークッション
バッグ内で空気を逃がしながら羽根が動くことでどんな姿勢でも優しく包み込むのがフェザーの特徴ですが、それゆえに使っているうちにフェザーが偏り型崩れしていきます。
しかし、ハンガリー産マザーグース・スモールフェザーを使ったクッションは、簡単なしかも短時間のメンテナンスで驚くほど元通りに復元します。
メンテナンスの様子をご紹介している動画でその驚くほど高い復元力をお確かめください。
【 背クッション中材のチェック 】

中材はたいていカタログやプライスなどに表記してあるのでそれをチェックするか、店員に聞いて確認しましょう。
長く使う前提の場合は、やはり復元性が高く肌添いのよいフェザーを選ぶのがベストだと考えます。
また、フェザーを謳う製品はいっぱいありますが、なかにはコストを抑えるために異素材をミックスしたものもありますし、産地や種類などで随分性能に差が出ることを予備知識として持っておくだけでも客観的に良し悪しを判断できると思います。
単にフェザーとするだけであまり詳細に表記しないケースも多いので、ミックスなのかそうでないのか、グースなのかダックなのか、羽根の種類や産地など、店員に聞いてチェックするのが間違いありません。
羽軸の硬い翼部分のフェザーを入れているものは、バッグにもたれるとガサガサ音がしたり軸の当たりを感じることがあるので、カバーを外してヌードの状態で触って判別できるケースもあります。
カバー編
一番表層にくるカバーは見た目の印象を決め、生地の肌触りなどは使い心地にも影響を与えます。
カバーにおいても、色や柄などの見た目ばかり気にしてテクニカルな部分を軽視してしまうと、やはり失敗してしまいます。
生地の物性やカバー着脱の可否、縫製など細かい部分に注目してみると、きちんと作ってあるかそうでないかが見えてきます
▼ 【 カバーのチェック 】
イタリア製ファブリック
イタリア製ファブリック
「至高のソファ」シリーズにはイタリア製のファブリックを採用。
国産の生地に比べて単位m当たりのグラム数が高い厚手のものが多く、太い糸で密に織った生地は摩耗にも強いです。
また、綿や麻などの天然繊維の組成割合が高い生地が多いので風合いが良く、肌触りも心地よいのが特徴。
ダイニングチェアなどの椅子と違い、寝転んだりしても使うソファは肌に直接生地が触れる頻度が高いだけに、肌触りの良さも選ぶ際の重要なポイントとなるでしょう。
フルカバーリング方式
フルカバーリング方式
「至高のソファ」シリーズは、すべてフルカバーリング方式を採用。
背座クッションはもちろん、ボディのカバーも外せる仕組みで作ってあるので、外してドライクリーニングでお手入れもできますし、将来的に消耗した場合はカバーのみの交換でまた良い状態で使い続けられます。
下張りにはトリコット生地を全面に張り込んでありますが、カバーを掛けたときに生地の見た目などに影響を与えにくいようにカラーはグレーで。
カバーの固定はマジックテープなので着脱も容易で、ファスナーはコーナーで縫製するなど外観はすっきり見えるよう工夫もしています。
生地特性に合わせた地直しと裁断
生地特性に合わせた地直しと裁断
カバー縫製後の縮みや型崩れなどの不具合を防ぐため、収縮率の大きいものなど一部の生地は真空加湿処理や水洗いなどの加工を掛けて地直ししてから製品へと加工しています。
生地は反で巻かれた際のわずかな歪みなどを取るために裁断用の広い台に延反され、型紙を使って人の手で裁断されていきます。
収縮率が高めの生地は型紙よりごくわずかに大きく裁断するなど、それぞれの生地特性にあわせて都度加工しているため手間は掛かりますが機械化せずに人の手で行っております。
専用ミシンによる堅牢で丁寧な縫製
専用ミシンによる堅牢で丁寧な縫製
裁断された生地は熟練の職人のもとへ渡り、丁寧に縫製され堅牢なカバーになっていきます。
裁断生地の端は2本針4本糸のロックミシンでロックし、使っていくうちに端がほつれないように縫製。ロックをかけたパーツはミシンを変えて太い糸で本縫いされカバーの形に仕上げていきます。縫製には伸縮性の高いウーリー糸を使い、生地のカラーに合わせて糸の色も変えています。
最後にファスナー両端など裂け易い部分を専用ミシンで「閂(かんぬき)留め」し、カバー交換の際に裂けないよう補強します。
【補足:カバーの良し悪しの見分け方】

お店やメーカーによって生地の種類やカバーの縫製などの仕様は多種多様なので、一概にこれが最良というのは言い難いですが、よく見れば少なくとも悪いものの判別はできます
それぞれの良し悪しのチェックポイントを挙げておくのでぜひ参考に。
見た目の色柄ばかりに注視するのでなく、細かいところまできちんとチェックするのが失敗しないコツです。

■生地について
色柄など見た目ばかりチェックするのではなく、サンプルを実際に触って厚みや肌触りをチェックしましょう。
生地の強度はある程度グラム数に比例しますので、持った感じが薄かったり軽いものはあまり丈夫でないと予想されます。
ただ、厚みがあるものでも、生地の強度を増したりほつれ防止のため裏面に溶剤をバックコーティングして厚くなっている生地もあります。バックコーティングしてあるものは裏面がゴワゴワするものが多いので生地サンプルを触ると判別しやすいですし、織りが粗いものは照明にかざすと向こうが透けて見えるので、触ったり透かしてみることでも良し悪しは判別しやすいです。
肌触りについては、やはり化繊のものは心地が悪く、素材によっては帯電しやすくホコリを寄せたりしますので、カタログや生地サンプルのタグを見て組成をチェックすると良いです。

■カバー着脱の可否
ソファは大きく分けると、生地を本体にタッカーなどで打ち込んで固定する「張り込み仕様」、マジックテープやファスナーなどでカバーをすべて外せる「フルカバーリング仕様」、あとは背座クッションはカバーを外せるが本体は張り込み式になっているなど「半・カバーリング仕様」があります。

「張り込み式」
量産品などによく採用されていますが、本体を違う生地で下張りする必要がなく部材の簡略化や工程数が少なくなるのでコストを押さえられるのが利点である一方、生地が消耗した場合の対応は「張り替え」となり、本体を2~4週間あずける形になるのでしばらくソファのない生活になりますし、既存の生地を剥がす手間がいるので張り替え費用が高額になりやすいのが欠点。また、ウレタンを交換する場合は表層の生地を剥がす必要があるので、生地交換がなくても工賃が高くなりやすい点も欠点と言えます。

「半・カバーリング」
一番消耗頻度の高い背と座はカバーリングにしてあるため、全部張り込みタイプのソファに比べると親切な作りと言えます。
ただ、意外に汚れやすいアームなど本体部分のカバーを外してのお手入れはできないため、たとえば小さなお子様がいるご家庭や室内でペットを飼っているご家庭など、ソファを汚す頻度が高い環境ではとても気をつかいますし、もし汚して生地を変えたいとなった場合は張り込み式と同様の張り替え対応となってしまいます。

「フルカバーリング」
すべて下張りする必要があるので材料比率や工程数が多くなり量産には向きませんが、生地が消耗した場合はカバーのみの交換で済みますし本体をおあずかりする必要もないので、将来的にかかる時間的・金銭的コストはかなり抑えられるのが利点であり、日常使いにおいては汚れてもカバーを外してドライクリーニングなどでお手入れできたり、カバーを掛け替えて手軽にイメージチェンジできるのもメリットと言えます。

■カバー縫製について
最近はカバーリングを謳うソファも増えていますが、本当に将来簡単に交換してもらうためなのか、生産効率を上げたり「セールスポイント」として売りやすくしたりするためなのかは縫製を見るとよく分かります。
カバーリングタイプはファスナーを開いて中を見てみましょう。
まずは裁断した生地の縁かがりをチェックしますが、きちんとロックしてあるかどうか確認しましょう。生地にはいろんな方向から時には強い負荷もかかりますので、ロックがきちんとされていないカバーは簡単にほつれてくることでしょう
そしてファスナー部分の「閂(かんぬき)留め」をチェック。カバーリングを謳うからには将来掛け替えることを想定しているはずですが、ファスナー部分の仕舞いが悪ければ交換の際に簡単にカバーが裂けてしまいます。

あと替えカバーの設定がきちんとしてあるかや、どれぐらい費用がかかるのかを確認しておくことも重要
本当に将来のカバー交換を想定しているのであれば当然替えカバーの価格などがあらかじめ設定してあるはずです。「その都度見積もります」なんて対応では不安ですし、替えカバーを商売にしているところもあるので事前にどれぐらいの費用で用意できるのかを忘れずに確認しておくと良いです。いざカバーを替えようと思ったら買うのと変わらない金額だったなんてことになったら、結局使い捨ての買い替えになってしまうでしょうから、それでは意味がありません。
【 カバーのチェック 】

生地の組成などはカタログやサンプルのタグに記載があるはずなのでそこをチェック。
生地の強度は厚みや透け感である程度判別できますし、寝転んだりして肌に触れる頻度も高いので、色柄をみるだけでなく実際に触れてみましょう。
カバーの寿命は生地の物性だけでなく縫製によっても左右されますので、きちんと細かいところまでチェック。いい加減な縫製はカバーの寿命が短く、ひいてはソファ本体自体の製品寿命も短くなります。
カバーは着脱可能なのか、可能な場合はどの部分まで着脱できるのか、替えカバーの設定はあるのか、替えカバーの費用はどれぐらいあるのかなど、少し先の未来のことも考えて確認しておくことも重要です。
まとめ
「至高のソファ」のこだわりをご説明しながら、一般的にソファに用いられる素材や構造もご紹介してみましたがいかがでしたか?
おそらく、ご覧になる前よりはソファの良し悪しを判断しやすくなったのではないでしょうか。

世の中にはいろんなソファがありますが、クオリティの低いソファが一概に悪いとは言えません。
たとえば、学生さんや仮住まいなど数年使えれば良いという方にとってはそれなりのクオリティでも必要十分で、かつそれが廉価であればユーザーにとっては嬉しく、ニーズを満たす良いソファであると言えます。

一番の不幸は、「長く使える良いソファ」と思って買ったものがそうでなかったとき。

ほとんどの方が10万円を切るような安いソファに掛け心地を期待したり10年以上使えると思ったりしないのに対し、20~30万ぐらいの中級品になるとクオリティを吟味したわけではないのに、不思議と「長く使える良いもの」と思い込む人たちも出てきます。

売ること優先で本質を語らないお店や販売員が一部にあることも、これを助長する要因かもしれません。
「著名なデザイナー○○のデザインでとってもオシャレですよ」とか、個別の特徴を語るでもなくどれに座っても「それオススメですよ」と良いことしか言わないとか、こんな接客お店で受けた方いらっしゃるんじゃないでしょうか?
冷静に考えれば、オシャレかどうかは主観によりますし著名なデザイナーが製品のクオリティや掛け心地などのハード面を手掛けるわけでもなく、お客様の暮らし方や好みなどで向き不向きの特徴が変わるので全部オススメになるはずもないですが、良し悪しを見分ける術を持たなければ本質を知らされることなく言われるがままに「良いもの」と思い込んで買ってしまうのも無理はないかもしれません。

ご紹介したように、素材や構造など手を抜けばクオリティもそれなりになりますので、知らずにそういうソファを迎えてしまった人たちは数年後に「失敗した」となるわけです。
みなさん買い替える際は同じ失敗は繰り返したくないので同等クオリティのものはもう購入しないでしょうし、今は大型家具を処分するのも大変な時代ですから、最初からきちんとしたクオリティのもので用意した方が結局は無駄な出費もストレスもなくて済みます。

今までお話ししたような特徴から「長く使えて、体に負担なくずっと寛いでいられるソファ」をお探しの方にとっては、「至高のソファ」は「本当に買って良かった」と思っていただける製品です。
ただ、様々なニーズがあるので「至高のソファ」だけを肯定するものでもなく、いろいろ比較した結果自分の思うクオリティを満たすものがあればそれを迎えるのがベストだと考えます。
みなさんが将来「失敗した」と思わずに済むようなソファに出会えるように、ご紹介したソファの良し悪しの見分け方が参考になれば幸いです。
【 おまけ 】 プロでも失敗する話 


自宅で約10年使っていたソファ
トップの画像にあるボロボロのソファ、実は私が約10年使ったもの。
昔勤めていた家具店で購入したもので、現存する著名なメーカーのソファ。もちろん一番良いと思ったから買いましたし、決して安くはなかったです。職業柄、乱暴な扱いはしませんでしたが5年ほどでスプリングが外れ、中央が大きく落ち込んだためそれからはあまり座ることがなくトータル10年ほど使いました。当時はこのメーカーの製品ばかり販売するほど良いソファだと思ってましたし、実際に他のメーカーに比べるときちんと作るところですが、それでもこうなるということです。
恥ずかしながら、本質を見なければプロでも失敗するのです。
ちなみに、今は下のラインナップでご紹介している「AUTHENTICITY」の「D」を使っています。
普段は販売する側ですがいち消費者でもありますし、きちんとした良いものを長く使いたい考えなので、数年でゴミになってしまうようなクオリティのものはもう選びたくありません。
ソファを見に行ったら、店員にどんなソファを使っているか聞くのも良し悪しを判断するひとつの方法かもしれません。
買わせるためでなく、本当に良いと思って勧めているなら、自身もそういうクオリティのものを使っているはずですよ。
「至高のソファ」たちのご紹介
考えうる最高のものを集約した「至高のソファ」シリーズ。
張りぐるみタイプから木枠のウッドフレームタイプまで多彩なラインナップで、名東店ではウッドフレームの最高峰モデル「AUTHENTICITY(オーセンティシティ)」もお試しいただけます。
張地は400種類以上のイタリア製ファブリックからセレクト可能で、本革タイプもカバーリング仕様でご用意することができますので、好みやインテリアに合わせて。
「デザインはこっちで、掛心地はあっち」といった掛け心地の調整も承っておりますのでお気軽にご相談ください。

ショップではどんなソファなのか安心してお選びいただけるように、実際に使っている素材のサンプルやフレームの作りなどが分かる構造模型もご用意しておりますので、ぜひソファへのこだわりもご覧ください。
VGR
名東店
中川店
【 VGR 】 ミディアム
3P SIZE:W2,100×D920×H820(SH:420)
《フレーム》 木枠(広葉樹)高剛性フレーム
《ボトム》 ウェビングテープ仕様
《背クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
          腰部サポート&全面サポートウレタン
《座クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
          高密度ウレタン(38・50・55kg/立米、積層)
《カバー》 ファブリック(イタリア製)or 本革
価格¥410,400~(生地によって異なります)
LD
名東店
中川店
【 LD 】 ミディアム
3P SIZE:W2,100×D920×H780(SH:370)
《フレーム》 木枠(広葉樹)高剛性フレーム
《ボトム》 ウェビングテープ仕様
《背クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
ウレタン(20kg/立米)
《座クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
高密度ウレタン(40・55kg/立米、積層)
《カバー》 ファブリック(イタリア製)or 本革
価格¥424,440~(生地によって異なります)
GRVA
名東店
中川店
【 GRVA 】 ミディアム
3P SIZE:W2,300×D1,100×H800(SH:400)
《フレーム》 木枠(広葉樹)高剛性フレーム
《ボトム》 ウェビングテープ仕様
《背クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
ウレタン(40kg/立米)複層サンドイッチ形状
《座クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
高密度ウレタン(40・50・55kg/立米、積層)
《カバー》 ファブリック(イタリア製)or 本革
価格¥476,280~(生地によって異なります)
TB
名東店
【 TB 】 ハード
3P&COUCH SIZE:W3,150×D2,200×H780(SH:370)
《フレーム》 木枠(広葉樹)高剛性フレーム
《ボトム》 ウェビングテープ仕様
《背クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
ウレタン(20・38・20kg/立米、積層)
《座クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
高密度ウレタン(75・50・55kg/立米、積層)
《カバー》 ファブリック(イタリア製)or 本革
価格¥816,480~(生地によって異なります)
MFAⅡ
名東店
【 MFAⅡ 】 ミディアムハード
3P SIZE:W2,330×D930×H750(SH:400)
《フレーム》 木枠(広葉樹)&スチール高剛性フレーム
《ボトム》 ウェビングテープ仕様
《背クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
複層高密ウレタン(40・38・40kg/立米)
《座クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
高密度ウレタン(38・50・55kg/立米、積層)
《カバー》 ファブリック(イタリア製)or 本革
価格¥507,600~(生地によって異なります)
X
中川店
【 X 】 ミディアムソフト
3P SIZE:2,100×D930×H780(SH:380)
《フレーム》 木枠(広葉樹)高剛性フレーム
《ボトム》 ウェビングテープ仕様
《背クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
ウレタン(38kg/立米)
《座クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
高密度ウレタン(40・50kg/立米、積層)
《カバー》 ファブリック(イタリア製)or 本革
価格¥401,760~(生地によって異なります)
FSBⅡ
中川店
【 FSBⅡ 】 ミディアム
3P SIZE:W2,230×D1,015×H800(SH:390)
《フレーム》 木枠(広葉樹)高剛性フレーム
《ボトム》 ウェビングテープ仕様
《背クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
ウレタン(20・40・20kg/立米・サンドイッチ形状)
《座クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
高密度ウレタン(40・55kg/立米、積層)
《カバー》 ファブリック(イタリア製)or 本革
価格¥475,200~(生地によって異なります)
LE
中川店
【 LE 】 ミディアム
3P SIZE:W2,100×D900×H730(SH:390)
《フレーム》 木枠(広葉樹)高剛性フレーム
《ボトム》 ウェビングテープ仕様
《背クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
ウレタン(20・30kg/立米・サンドイッチ形状)
《座クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
高密度ウレタン(40・38・55kg/立米、積層)
《カバー》 ファブリック(イタリア製)or 本革
価格¥432,000~(生地によって異なります)
VS
中川店
【 VS 】 ミディアムハード
3Pカウチ SIZE:W2,900×D1,800×H770(SH:400)
《フレーム》 木枠(広葉樹)高剛性フレーム
《ボトム》 ウェビングテープ仕様
《背クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
ウレタン(20・30・20kg/立米・サンドイッチ形状)
《座クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
高密度ウレタン(50・55kg/立米、積層)
《カバー》 ファブリック(イタリア製)or 本革
価格¥859,680~(生地によって異なります)
RB
名東店
中川店
【 RB 】 ソフト
3P SIZE:W1,800×D845×H790(SH:400)
《フレーム》 天然木無垢材(3素材からセレクト可)
《ボトム》 ウェビングテープ仕様
《背クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
腰部サポートウレタン(20kg/立米)
《座クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
高密度ウレタン(38・50kg/立米、積層)
《カバー》 ファブリック(イタリア製)or 本革
価格¥443,880~(生地によって異なります)
RD
中川店
【 RD 】 ミディアム
3P SIZE:W1,800×D850×H790(SH:400)
《フレーム》 天然木無垢材(3素材からセレクト可)
《ボトム》 ウェビングテープ仕様
《背クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
高密ウレタン(40kg/立米)
《座クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
高密度ウレタン(40・50kg/立米、積層)
《カバー》 ファブリック(イタリア製)or 本革
価格¥501,120~(生地によって異なります)
RE
中川店
【 RE 】 ミディアムハード
3P SIZE:W1,800×D850×H790(SH:400)
《フレーム》 天然木無垢材(3素材からセレクト可)
《ボトム》 ウェビングテープ仕様
《背クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
高密ウレタン(40kg/立米)
《座クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
高密度ウレタン(40・55kg/立米、積層)
《カバー》 ファブリック(イタリア製)or 本革
価格¥480,600~(生地によって異なります)
MT-04
中川店
【 MT-04 】 ミディアムハード
3P SIZE:W1,880×D860×H790(SH:390)
《フレーム》 天然木無垢材(2素材からセレクト可)
《ボトム》 ウェビングテープ仕様
《背クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
ウレタン(20kg/立米)
《座クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
高密度ウレタン(40・55kg/立米、積層)
《カバー》 ファブリック(イタリア製)or 本革
価格¥467,640~(生地によって異なります)
AUTHENTICITY BⅡ
名東店
【 AUTHENTICITY BⅡ 】 ミディアムハード
3P SIZE:W2,000×D870×H800(SH:400)
《フレーム》 天然木無垢材(3素材からセレクト可)
《ボトム》 ウェビングテープ仕様
《背クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
ウレタン(20kg/立米)
《座クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
高密度ウレタン(38・55kg/立米、積層)
《カバー》 ファブリック(イタリア製)or 本革
価格¥540,000~(生地によって異なります)
AUTHENTICITY C
名東店
【 AUTHENTICITY C 】 ミディアムハード
3P SIZE:W1,800×D820×H760(SH:420)
《フレーム》 天然木無垢材(3素材からセレクト可)
《ボトム》 ウェビングテープ仕様
《背クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
ウレタン(20kg/立米)
《座クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
高密度ウレタン(38・55kg/立米、積層)
《カバー》 ファブリック(イタリア製)or 本革
価格¥464,400~(生地によって異なります)
AUTHENTICITY D
名東店
【 AUTHENTICITY D 】 ミディアムハード
GRANDEサイズ SIZE:W2,200×D860×H760(SH:400)
《フレーム》 天然木無垢材(3素材からセレクト可)
《ボトム》 ウェビングテープ仕様
《背クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
ウレタン(20kg/立米)
《座クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
高密度ウレタン(38・55kg/立米、積層)
《カバー》 ファブリック(イタリア製)or 本革
価格¥766,800~(生地によって異なります)
AUTHENTICITY E
名東店
【 AUTHENTICITY E 】 ミディアムハード
3P SIZE:W2,100×D855×H760(SH:420)
《フレーム》 天然木無垢材(3素材からセレクト可)
《ボトム》 ウェビングテープ仕様
《背クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
ウレタン(20kg/立米)
《座クッション》 ハンガリー産スモールフェザー
高密度ウレタン(38・55kg/立米、積層)
《カバー》 ファブリック(イタリア製)or 本革
価格¥630,720~(生地によって異なります)

このページのトップへ